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2周波数帯で計300Mbps、LTE-Advancedのキャリアアグリゲーションを実演

2011.11.22

Updated by WirelessWire News編集部 on November 22, 2011, 17:02 pm JST Sponsored by NOKIA

eXperience DayのLTE-Advanced展示コーナーでは、複数の周波数帯を組み合わせて通信するキャリアアグリゲーションの実演が行われた。デモでは、2つの帯域で合計300Mbpsの通信速度が得られることや、端末の電波状態により自動的に利用する帯域を調整する様子が見られた。

▼LTE-Advancedのキャリアアグリゲーションのデモ。上部の画面にアグリゲーションで得られたスループットが表示される。状態がいいと理論値にほど近い290Mbpsといった数字が見られることも多い。
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デモの構成は2.6GHz帯と800MHz帯の2つの帯域を使って、それぞれ20MHzのバンド幅でLTE-Advancedの通信を行うというもの。シールドされた環境内で、実際に無線通信する環境を作ったデモである。理論値では、それぞれの周波数帯で150Mbpsの通信速度が得られる。キャリアアグリゲーションを適用することで、基地局に近く2.6GHz帯と800MHz帯の両方の電波を良好に受信できる地点では、280M〜290Mbpsといった高速通信が可能になることがデモで示された。

端末の位置を基地局から遠ざけると、周波数が高い2.6GHz帯が先に減衰し、800MHzだけが通信できる状態になる。その時には、自動的に2.6GHz帯の接続を解除してアグリゲーションを中断し、800MHz帯だけで通信を行う。また、数十Mbps程度の低い伝送レートのアプリケーションでは、キャリアアグリゲーションを行わずに800MHz帯だけで通信する様子も実演していた。

キャリアアグリゲーションは、LTEの最新規格のリリース10から実装された。この技術がその後に来るLTE-Advancedでも有効に働くことが示された。

ノキア シーメンス ネットワークス eXperience Dayレポート

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