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原口総務大臣、世界標準を視野に入れた周波数割当再編成の検討を表明

2010.04.12

Updated by WirelessWire News編集部 on April 12, 2010, 11:20 am JST

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(cc) Image by Nelson Diogo

原口一博総務大臣は、4月9日閣議後の記者会見において、2011年7月の(地上波テレビ放送)完全デジタル化に向け、電波の再編成を検討する意向を明らかにした。他省庁との調整も必要となることから、現在あるICTタスクフォース(グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース)の枠組みの中で議論を行い、政府全体としての結論を導く。

周波数割り当ての現状について、原口大臣は「例えて言えば、高速道路の中に自転車道が何本もあるのではないか」と表現し、その結果、世界標準とずれることで、日本は競争の基盤を失うという懸念を示した。

また、再編のイメージとしては、公正、公平でアクセスが等しく自由に行われることと、世界標準とあわせた電波帯域の利用を重視し、「公正でダイナミックな、世界の競争の先頭を行けるような標準的な電波の再編を目指す」としている。また、結論は「できるだけ早い時期に出したい」と述べた。

【参考資料】
原口総務大臣閣議後記者会見の概要(2010年4月9日)(総務省ホームページ)

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