NTTドコモ、2011年4月発売の端末からSIMロックを解除へ
2010.07.07
Updated by WirelessWire News編集部 on July 7, 2010, 10:20 am JST
2010.07.07
Updated by WirelessWire News編集部 on July 7, 2010, 10:20 am JST
NTTドコモは、2011年4月以降に発売する端末について原則としてSIMロックを解除する機能を搭載することを明らかにした。2010年7月6日に報道関係者の取材にコメントしたことから明らかになったもの。端末のSIMロックを解除できるようになると、SIMカードを挿し替えれば他の事業者のサービスでも端末を利用できるようになる。
SIMロックの解除に向けて、総務省は5月末にガイドラインを提示している(関連記事:総務省、「2011年度からSIMロックを順次解除」としたガイドライン案に意見を募集。事業者が主体的に取り組むことの一環として、NTTドコモはSIMロック解除への準備を進めている段階という。
NTTドコモの端末でSIMロックが解除されると、通信方式が同じソフトバンクモバイルのSIMカードでドコモ端末を利用できるようになる。これだけではNTTドコモとしては一方的な加入者の流出になる。一方で、ソフトバンクモバイルが販売するiPhoneやiPadなどでのSIMロック解除を実現できれば、NTTドコモのサービスで利用できる魅力的な端末が増えることになる。
NTTドコモでは「SIMロック解除は1社だけでは意味がないもの。公平競争の観点からも、携帯電話事業者4社が足並みを揃えてしっかり取り組んでいく必要がある」(広報部)という。NTTドコモが先陣を切ってSIMロック解除へ進むことで、他事業者のSIMロック解除を推進させたい意向が見て取れる。
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