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ららぽーと柏の葉などでユーザー参加型のユビキタスパーク実験を開始

2010.11.04

Updated by WirelessWire News編集部 on November 4, 2010, 10:20 am JST

総務省の研究開発プロジェクト「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発」を受託する通信事業者、メーカーなど13社と3大学は、千葉県柏市の協力を得て「ユビキタスパーク」の実証実験を開始した。11月3日〜12月19日にかけて、三井ショッピングパークららぽーと柏の葉をはじめとした柏市の商業施設を会場としてユーザー参加型で実施する。

受託各社および大学は、(1)ユビキタスサービスプラットフォーム技術、(2)ユビキタス端末技術、(3)ユビキタス空間情報基盤技術--の3つの研究開発課題に取り組んでいる。今回は、これまでの研究成果の実証と、今後の実用化に向けた評価のため、ユーザー参加型で実証実験を行うことになった。実証実験では、来場者に貸し出した携帯端末やデジタルサイネージを使って、状況に応じた最適な店舗情報の提供や同伴者の居場所情報の取得など、最新のユビキタスサービスを体験できるという。

実証実験のプログラムは10種類。ららぽーと内の出来事をリアルタイムに携帯端末やデジタルサイネージに配信する「タイムリー&タイムリー 情報配信サービス」、携帯端末でタッチして答えるクイズラリーの「ららぽーと・クイズラリー」、アクティブタグ内蔵携帯電話を使った「エアパズルを探せ」、ベビーカーに内蔵したユビキタス端末で家族の居場所やお得情報を得られる「ママのアクティブショッピング」などがある。

ママのアクティブショッピング
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受託しているのは、国際電気通信基礎技術研究所、日立製作所、三菱電機、NTTドコモ、大阪大学、沖電気工業、慶應義塾、東京大学、NEC、NTT、パスコ、パナソニック、パナソニック システムネットワークス、横須賀テレコムリサーチパーク、KDDI、KDDI研究所の13社3大学。三井不動産グループが会場の提供などで協力している。

【報道発表資料】
柏市において総務省委託研究「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発」の実証実験を実施

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