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携帯電話・PHSの5月末の契約数、ウィルコムが13万超の純増、最下位はNTTドコモ

2011.06.07

Updated by Naohisa Iwamoto on June 7, 2011, 19:01 pm JST

電気通信事業者協会(TCA)は2011年6月7日、5月末の携帯電話・PHSの契約数を発表した。全キャリアを通じて、純増数のトップはソフトバンクモバイルの29万9000、最下位はNTTドコモの6万3000という結果だった。ウィルコムのPHSは13万を超える純増を記録した。

5月末の携帯電話の契約数は1億2072万5100で、前月比0.5%の増加だった。純増数を事業者別に見ると、NTTドコモが6万3000、KDDIが11万900、ソフトバンクモバイルが29万9000、イー・アクセスが7万5000となった。ソフトバンクモバイルは、4月末に市場に投入したiPhone 4のホワイトモデルやiPad 2が好調で、春商戦後の時期としては大きな純増数を確保した。NTTドコモは夏モデル発表に伴う買い控えなどが影響したようで、全キャリアを通じて最下位の純増数になった。

NTTドコモのLTEサービス「Xi」は、3万2800と大きな純増を得て、累計も7万2600契約まで伸ばした。5月は月間で倍増するペースに戻った。7月には東名阪以外でもサービスが始まることもあり、今後の利用者増加の状況に注目したい。

PHSはウィルコムが13万2900と記録的な純増数を確保。累計も393万9800と1年前の水準にまで戻した。ウィルコムの純増数が10万を超えるのは、なんと1997年6月の12万9000の純増まで遡らなければならない。「もう1台無料キャンペーン」などの各種キャンペーンと定額プランの効果がはっきりと表れてきた。

ブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)は、UQコミュニケーションズが今月も6万7800の純増を記録し、累計で97万200まで数字を伸ばした。このベースで行けば6月の途中で100万契約を超えることになる。

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【報道発表資料】
2011年05月末現在 事業者別契約数

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。