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日本のスマホユーザーは世界で一番「アプリ好き」--グーグルなどの調査

2011.10.28

Updated by Naohisa Iwamoto on October 28, 2011, 18:42 pm JST

グーグルは、IPSOS、モバイルマーケティング協会(MMA)と協力して、スマートフォンに関する調査を行い、その結果を2011年10月27日から公表している。それによると、日本のスマートフォンユーザーは、調査対象の30カ国の中で最も多い平均45個のアプリをインストールしているという。

グーグルでは、調査で得られた結果の中で、日本について特徴的なものを示している。その1つが、前述したインストールしているアプリの数で、日本が最も多い45個という結果だった。毎日4回以上モバイルインターネットを利用していると答えたユーザーは日本では68%に上り、アジアで最も高い数字を示した。また、日本のスマートフォンユーザーの45%はスマートフォンで商品を購入したことがあり、この数値は米英独の約2倍にもなるという。

メディアとしての影響力も強いことがわかってきた。「テレビとスマートフォンのどちらか1つを選ぶとしたら」という設問に対して、日本を含むすべての調査対象国でスマートフォンユーザーの3分の1以上が「スマートフォンを選ぶ」と回答しているという。まだテレビを抜き去るまでには達していないけれど、メディアとしての認知も急速に高まっていると言えそうだ。

調査は、世界30カ国、3万人のスマートフォンユーザーを対象にして実施した。スマートフォンの普及率、利用状況・シーン、使用用途、オンラインコマース(情報収集と購入行動)、広告への反応--の5つのカテゴリについて調査したものである。国内では2000サンプルを得た。グーグルではその結果をOur Mobile Planetサイトで公表している。

【報道発表資料】
世界のスマートフォン利用に関する大規模調査サイトを公開します

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。