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KDDIとソフトバンク、「災害・避難情報」配信を1月末に開始

2012.01.10

Updated by Naohisa Iwamoto on January 10, 2012, 18:52 pm JST

KDDIとソフトバンクモバイルは2012年1月10日、災害時に各種の緊急情報を携帯電話に配信する「災害・避難情報」の開始についてそれぞれ発表した。KDDIは1月31日、ソフトバンクモバイルは1月30日に提供を始める。

KDDIは、1月31日に国や地方公共団体と連携して災害・避難情報のサービスを始める。地震の二次災害の津波や台風の洪水による避難指示などを、エリア内の端末に周知することを利用例として挙げている。2012年3月以降には、気象庁と連携して津波警報を一斉配信するサービスも提供する計画である。

ソフトバンクモバイルは、1月30日に災害・避難情報のサービスを開始する。これに伴い、1月10日から「災害・避難情報」の導入を希望する国や地方公共団体からの導入申し込みを受け付ける。国や地方公共団体は無料で各種の緊急情報を配信できる。

災害・避難情報は、国や地方公共団体が配信する災害時の警報や避難情報を、特定のエリアにいる携帯電話に一斉配信するもの。地震に対する緊急地震速報に加えて、各種災害への対策として提供する。回線混雑の影響を受けずに特定エリアへ一斉配信できる点が特徴である。NTTドコモはすでに緊急速報「エリアメール」の1つのサービスとして提供している。

【報道発表資料】
緊急速報メール「災害・避難情報」および「津波警報」の提供開始について
「災害・避難情報」の申し込み受け付けを開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。