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1月の携帯純増はソフトバンクが首位奪還、ドコモはXiが伸びるも失速

2012.02.07

Updated by Naohisa Iwamoto on February 7, 2012, 17:33 pm JST

電気通信事業者協会(TCA)は2012年2月7日、2012年1月末の携帯電話・PHSなどの事業者別契約数を発表した。携帯電話3社の純増合計は49万3500で、年末需要で大きく伸びた2011年12月の3社合計110万1500から半減以下となった。携帯電話の純増首位はソフトバンクモバイルで、前月はNTTドコモに奪われた首位を1カ月で奪還した。

携帯電話の3社(イー・アクセスはデータを公表せず)の合計契約数は1億2225万1100で、前月比0.4%の増加だった。携帯電話の純増数は、ソフトバンクモバイルが22万6600で首位、KDDIが18万1100でこれに続いた。前月は43万近い純増で首位に立ったNTTドコモだが、1月は8万5800の純増とあまり振るわなかった。LTEサービスのNTTドコモのXiは、前月の49万500の純増には及ばなかったものの、32万1100と大きく数字を伸ばし、累計契約数も146万500と150万契約にあと一歩まで迫った。一方でNTTドコモではFOMAが16万400の純減となり、Xiの伸びがドコモユーザーのFOMAからの買い替え需要に支えられている部分が大きいと考えられる。

PHSのウィルコムは4万7900の純増で、累計を435万9200とした。ブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)のUQコミュニケーションズは、19万5100の純増とKDDIに勝る純増を確保。累計も188万3900まで伸ばして年度内200万契約の目標達成に大きく前進した。

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【報道発表資料】
2012年01月末現在 事業者別契約数

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。