WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

スマホ、電波状況はドコモ、au、料金プランはソフトバンクに「満足」--MMD研究所

2012.05.23

Updated by Naohisa Iwamoto on May 23, 2012, 18:25 pm JST

MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は2012年5月23日、「スマートフォン端末・キャリアの満足度に関する調査」の結果を発表した。スマートフォンの端末に対しては3分の2近くが「満足」と回答したが、項目別ではバッテリーへの不満が半数以上に上った。キャリア別では、電波状況はドコモとKDDI(au)が、料金プランはソフトバンクモバイルの満足度が高かった。

調査は5月16日~17日に、Webによるオンラインで実施したもの。20~59歳のスマートフォンユーザー887人から有効回答を得た。所有しているスマートフォンについて、満足度を尋ねたところ、総合評価では「満足」と答えたユーザーが17.4%、「やや満足」と答えたユーザーが46.7%だった。合わせて64.1%と、3分の2近いユーザーが高い満足度を得ていることがわかった。項目別で「満足」「やや満足」を合計した満足度が高かったのは画面サイズ(75.3%)、画質(74.5%)、デザイン(65.9%)など。全13項目のうち12項目で満足度が40%を超えた。一方、満足度でワーストとなったのがバッテリー。「満足」はわずか7.7%、やや満足を加えても24.9%と低い満足度で、逆に「不満」は22.0%、「やや不満」は32.9%と現状のバッテリーの持ち具合に不満が噴出した。

キャリア別では、7項目の総合評価で「満足」と「やや満足」を合計した数値を見ると、NTTドコモが52.8%、KDDI(au)が55.2%、ソフトバンクモバイルが45.6%となった。項目別に見ると、電波状況ではNTTドコモ(67.2%)、KDDI(64.4%)の両社が高く、ソフトバンクモバイル(45.6%)を依然として引き離している結果となった。一方で、料金プランの満足度ではソフトバンクモバイルが57.2%と高い数値を得たのに対して、KDDIは45.7%、NTTドコモは36.8%と過半数の支持を得ることができなかった。

【報道発表資料】
所有しているスマートフォン端末、64.1%が「満足」

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。