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5月の契約数、ソフトバンクが5カ月連続で純増トップ、UQも好調

2012.06.07

Updated by Naohisa Iwamoto on June 7, 2012, 21:04 pm JST

電気通信事業者協会(TCA)は2012年6月7日、2012年5月末の事業者別契約数を発表した。新規契約から解約を引いた純増数は、ソフトバンクモバイルが25万超で5カ月連続の首位。UQコミュニケーションズが20万を超える純増と好調ぶりを示し、20万にわずかに届かなかったKDDIの純増を上回った。

携帯電話の契約数は前月比0.5%増の1億2541万2800契約となった。純増数はソフトバンクモバイルが25万8100の純増で首位、次いでKDDIが19万9000。NTTドコモは12万6600と振るわなかった。NTTドコモは2011年12月に単月だけ純増首位に立ったが、それ以降は携帯電話事業者で最も少ない純増の状態が続いている。LTEサービスのXiは38万4900の純増(累計で292万3300契約)と好調に数字を伸ばしているが、3GのFOMAが25万8300の純減となりトータルの数字の伸びにつながらなかった。

PHSのウィルコムは堅調で、5万4500の純増。累計でもPHSだけで465万2200まで数字を持ち直し、ウィルコムのPHSとして最高値だった2007年7月の465万9100にあと一歩と迫った。ブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)は、累計が275万1800。内訳はUQコミュニケーションズが20万200の純増で累計が266万800、Wireless City Planningが2万の純増で累計が9万1000となった。UQコミュニケーションズは3カ月連続して20万前後の純増を記録する好調な推移を示し、5月はKDDIを上回る純増となった。

【報道発表資料】
2012年05月末現在 事業者別契約数

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。