スマホ速度調査はAndroid、iPhone 5ともにソフトバンクが優位--MMD研究所
2013.04.09
Updated by Naohisa Iwamoto on April 9, 2013, 18:22 pm JST
2013.04.09
Updated by Naohisa Iwamoto on April 9, 2013, 18:22 pm JST
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は2013年4月9日、2013年3月下旬に実施したスマートフォンの通信速度調査の結果を公表した。それによると、全国主要都市におけるスマートフォンの通信速度はAndroid、iPhone 5ともにソフトバンクモバイルが最も高速だった。
調査は、札幌、盛岡、仙台、新潟、千葉、さいたま、東京、川崎、横浜、金沢、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、高松、広島、北九州、福岡、熊本、那覇の合計23都市100カ所で実施。使用した端末は、AndroidはNTTドコモが「Xperia Z SO-02E」、KDDIが「HTC J butterfly HTL21」、ソフトバンクモバイルが「AQUOS PHONE Xx 203SH」。またKDDIとソフトバンクモバイルは「iPhone 5」による調査も行った。
Android端末を使った調査の結果を見ると、まず通信速度はNTTドコモが全国平均15.37Mbps、KDDIが同20.27Mbps、ソフトバンクモバイルが同27.04Mbpsとなった。全国平均のデータ通信速度はソフトバンクモバイルが2位のKDDIに7Mbps近い差をつけて1位となった。次に4G/LTEの電波を捕捉する状況についての調査結果を見ると、KDDIが100カ所中100カ所でLTEを捕捉して首位。次いでNTTドコモが97カ所、ソフトバンクモバイルが91カ所の順となった。
一方、iPhone 5を使った調査では、通信スピードがKDDIは全国平均で7.93Mbp、ソフトバンクモバイルは同9.88Mbpsとの結果が得られた。通信速度ではAndroid端末、iPhoneともにソフトバンクモバイルが優位な結果となった。また、LTE捕捉状況はソフトバンクモバイルが100カ所97カ所だったのに対して、KDDIは84カ所。Android端末では100カ所中100カ所と好調なLTE捕捉状況をみせたKDDIが、iPhoneでは振るわない結果となった。
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