GEがWiMAXを利用したスマートグリッドの実証実験へ
2010.03.29
Updated by WirelessWire News編集部 on March 29, 2010, 21:39 pm JST
2010.03.29
Updated by WirelessWire News編集部 on March 29, 2010, 21:39 pm JST
米ゼネラルエレクトリック(General Electric:GE)が、米国で初めてのWiMAXをつかったスマートグリッドの実験プロジェクトに乗り出すと、FierceWirelessが伝えている。
GEはこの実験プロジェクトで、ミシガン州を拠点とする電力・ガス会社のコンシューマー・エナジー(Consumer Energy)と提携。同社製のスマートメーターをWiMAXでつなぎ、コンシューマー・エナジーの契約者の家庭に設置したスマートメーターと電力会社の管理システム間をリアルタイムでつなぐことで、どれほど送電時の効率や信頼性が向上するかをみていくという。GEのスマートメーターには、同社がインテル(Intel)と共同開発した、組み込み用WiMAXチップが搭載されている。
米国では先ごろ連邦通信委員会(FCC)が、全米にブロードバンドの普及を促すためのプラン("National Broadband Plan")を発表したが、このなかには通信インフラの向上を通して電力網の大幅刷新をはかる必要も指摘されている。
なお、GEのほかにも、ナショナルグリッド(National Grid)やセンターポイント・エナジー(CenterPoint Energy:テキサス州)といった電力会社が、スマートグリッドの展開に関して、WiMAXの利用を検討しているのという。
【参照情報】
・GE announces first US WiMAX-based smart-grid pilot (FierceWireless)
・GE and Michigan's Consumers Energy WiMAX Smart Meter Pilot Gives Utility Real-Time Power to Understand and Optimize Energy Deliv (GEのプレスリリース)
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