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朝から晩まで"テキスト"している米国の若者 - 10代のケータイ利用動向調査

2010.04.21

Updated by WirelessWire News編集部 on April 21, 2010, 09:33 am JST

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(cc) Image by Paulo Ordoveza

何かの事象が「動詞化すれば、普及した証拠」ということが英語にはあるようで、たとえば「電子メールで送ってちょうだい」は"E-mail me"、「FedExで送って」は"FedEx me"、そして「ファックスで送って」は"Fax me"などと言う。Googleで検索することを日本で「ググる」などと言うのもそれに近いかも知れない。

「テキストメッセージを送って」は"text me"と言うそうだが、米国ではティーンエイジャーの30%が1日に100通も「テキストしている」そうだ(米調査機関ピュー・リサーチ・センターのインターネット・アンド・アメリカン・ライフ・プロジェクトの調査結果)。

調査対象のなかでヘビーユーザー(上位15%)は倍の200通をやりとりしている。1通の長さは不明だが、1分かかっているなら200分(3時間20分)もテキストを携帯電話機に打ち込んだり読んだりしていることになる。また年齢別では、12~13歳は平均20通、14~17歳は平均60通を一日に送受信。1日50通以上を送受するティーンエイジャーが過半数で、携帯電話機の所持率は2004年の45%から、現在は75%に急増しているというから、米国では携帯電話を持っている若者を見ない場所などない、ともいえそうだ。

これほど頻繁にテキストメッセージが使われている理由のひとつは、米国の場合、異なる通信事業間でもテキストメッセージをやり取りできるからかもしれない(同一キャリアの端末同士でしか使えない日本のSMSとはその点で異なる)。

電話で話す頻度は、発信と着信合わせて一日5回。また、子供の携帯電話をチェックする親は64%おり、子供への罰として携帯電話を取り上げる親も62%いる。いっぽう、携帯電話の持ち込みを禁止している学校が24%ほどあるにも関わらず、そのうち65%の生徒はこっそり持ち込んでいるという。また所得の低い家庭の子供はPCを持つことができないので携帯電話を使ってインターネットにアクセスする傾向が強い。

ティーンエイジャーがよく使う携帯の機能は、カメラ(83%)、写真のシェア(64%)、音楽再生(60%)、ゲーム(46%)で、物品購入は11%と少なく、電子メール利用も21%しかいない。ちなみに、性的な連想をかきたてる画像を含むテキストメッセージを「sexts」と言うそうで、15%が受信した経験があるとのこと。運転中に「テキストした」ことがあるユーザーも携帯電話所有者(16~17歳)の34%(全体では同世代の26%)にも達するという。

【参照情報】
Third of U.S. teens with phones text 100 times a day (Reuters.com)
Pew Internet report reveals what everyone already knows: Teens like to text (MobileCrunch)
Text messaging explodes as teens embrace it as the centerpiece of their communication strategies with friends. (Pew Internet)

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