エリクソンが韓国に橋頭堡 - ノーテルの合弁子会社株式を取得
2010.04.22
Updated by WirelessWire News編集部 on April 22, 2010, 15:40 pm JST
2010.04.22
Updated by WirelessWire News編集部 on April 22, 2010, 15:40 pm JST
世界最大の通信機器メーカーであるエリクソン(Ericsson AB)が、韓国のLG電子とカナダのノーテル ネットワークス(Nortel Networks:以下、ノーテル)が設立した合弁会社LGノーテル(LG-Nortel)の株式のうち、ノーテルの保有分51%を2億4200万ドルで取得することになった。
この株式買収により、合弁会社の企業名はLGエリクソン(LG-Ericsson)になる予定。エリクソンでは今後、合弁会社を通じて、KT、SKテレコム、LGテレコムといった韓国通信事業者各社向けのビジネスを強化していく。
2009年1月に倒産したノーテルは、2005年に設立された合弁会社の株式の引き取り先を探しており、先月から複数のメディアが、エリクソンが買収に興味を示していると報じていた。2009年の同社の売上高は6億5000万ドルで従業員数は約1300人。
なお、エリクソンは昨年ノーテルのCDMA事業とLTE事業を11億3000万ドルで買収し、さらに北米GSM事業も買収している。
【参照情報】
・Ericsson to pay $242M for controlling stake in LG-Nortel (Fierce Wireless)
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