米スマートフォン市場、OS別ではAndroidが、メーカー別ではアップルがそれぞれ首位に(ニールセン調査)
2011.07.29
Updated by WirelessWire News編集部 on July 29, 2011, 10:59 am JST
2011.07.29
Updated by WirelessWire News編集部 on July 29, 2011, 10:59 am JST
米調査会社ニールセン(Nielsen)は28日、2011年4-6月期の米国スマートフォン市場に関するレポートを発表したが、このレポートによると、同期にはAndroid OSの割合が39%となり、iOSの28%、Blackberry OSの20%を大きく引き離して首位を守った。またマイクロソフト(Microsoft)のWindows Mobile/Windows Phone 7のシェアは9%、ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard:HP)のWebOSならびにノキア(Nokia)のSymbian OSはそれぞれ2%だったという。
[出典:Nielsen]
今年2月から4月の3ヶ月間では、Android OSのシェアは36%だったことから、同OSはこの2ヶ月でシェアを3%伸ばしたことになる。反対に、Blackberry OSのシェアは前回の23%から3%減少しており、同社の苦戦ぶりが浮き彫りになった。また、iOSのシェアは2%増に留まった。
Android OS搭載端末に関しては、グーグル(Google)で同OSの開発責任者を務めるアンディ・ルービン(Andy Rubin)氏が6月28日に、1日あたりのアクティベーション数が50万の大台に乗ったと述べていた。また7月14日に行われた同社の決算発表のなかでは、ラリー・ペイジ(Larry Page)CEOが、Androidのアクティベーション数について1日あたり55万台と述べており、Android端末の利用者が順調に増加していることをうかがわせていた。
いっぽう、今回の調査では、28%のシェアを獲得したアップル(Apple)がメーカー別シェアで首位に立った。2位以下はリサーチ・イン・モーション(Research In Motion : RIM)とHTC(それぞれ20%)、モトローラ(Motorola:11%、サムスン(Samsung:10%)で、複数のOS搭載端末を発売するHTCではAndroidが14%に対しWindows OSが6%、またサムスンではAndroidが8%に対しWindows OSが2%となっている。
【参照情報】
・In U.S. Smartphone Market, Android is Top Operating System, Apple is Top Manufacturer - Nielsen
・Nielsen: Apple Leading U.S. Smartphone Manufacturer, Android Leading OS - AllThingsD
・Android extends its lead as BlackBerry fades, WP7 stalls - GigaOM
・iPhoneの増加加速、Androidの伸びは頭打ち - 5月の米携帯電話市場(ニールセン調査)
・Androidが50%超に - 過去半年間の米スマートフォン購入者調査で(ニールセン調査)
・HTC製スマートフォン、米市場シェアで約2割に(ニールセン調査)
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