サムスン、「Galaxy S II」のLTE版を今週発表か - WCDMA/GSMとの3モード対応に
2011.08.29
Updated by WirelessWire News編集部 on August 29, 2011, 14:45 pm JST
2011.08.29
Updated by WirelessWire News編集部 on August 29, 2011, 14:45 pm JST
サムスンがヒット商品となっているスマートフォン「Galaxy S II」のLTE対応版を、9月2日から独ベルリンで始まる「IFA2001」カンファレンスで披露すると、サムスン製品ファンが運営するSammy Hubが米国時間26日に報じた。
[出典:Sammy Hub]
この記事によれば、新しい「Galaxy S II LTE」は現行モデルをベースにした設計で、「世界初のLTE/WCDMA/GSMのマルチモード対応」が特徴だという。また、筐体の仕上げがブラッシュメタル調に変更され、タッチスクリーン(「スーパーAMOLEDプラス」)のサイズも4.5インチとより大型化、CPUは動作速度1.5GHzのデュアルコアチップが搭載され、さらに内蔵するリチウムイオンバッテリーも1850mAHのものに変更されるという(現行モデルは1650 mAh)。
先週25日には、米最大手の携帯通信事業者ベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless:以下、ベライゾン)が「Galaxy S II」を取り扱わないことを認めたと伝えられていたが、その際BGRでは「似たようなサムスン製スマートフォン」がベライゾンから出る可能性があるとし、この新モデルは「Droid Chargeの後継機種、もしくはまったく別のもの」になりそうだと記していた。いっぽう、GigaOMではSammy Hubの記事を踏まえ、「積極的にLTE網展開をはじめているベライゾンでは、これに対応する新モデルが出ることを知っていて、Galaxy S IIの取り扱いを見送った可能性が高い」と述べている。
サムスンは第2四半期(4-6月期)にあわせて1900万台をこえるスマートフォンを出荷し、この分野でiPhoneを擁するアップルに次ぐ第2位となっている。同社では、Android端末以外に、マイクロソフト(Microsoft)のWindows Phone搭載機や自社開発OSのBada搭載機も販売しているが、現在の主力はAndroidを搭載するGalaxyであり、とくにフラッグシップ・モデルの「S II」は発売から85日で500万台を出荷したとして話題になっていた。
【参照情報】
・Samsung confirms Galaxy S II LTE with upgraded specs - Sammy Hub
・Exclusive: Verizon passes on GALAXY S II, but 'similar' Samsung phone launching soon - BGR
・Is Verizon waiting for this Samsung Galaxy S II LTE? - GigaOM
・ベライゾン、「Galaxy S II」の取り扱いを見送り - iPhone最有力対抗馬の先行きに影
・アップルが販売台数首位、成長率ではサムスンに軍配 -第2四半期の世界のスマートフォン市場(IDC調べ)
・サムスン「Galaxy S II」、85日間で500万台を販売 - 8月にはいよいよ米国市場へ
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