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サムスン、スタイラスペン搭載の大型スマートフォン「Galaxy Note」などを発表

2011.09.02

Updated by WirelessWire News編集部 on September 2, 2011, 10:48 am JST

サムスン(Samsung)は欧州時間1日から、ドイツのベルリンで始まったコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2011」のなかで、Android搭載スマートフォンの新モデルとなる「Galaxy Note」と、タブレット端末の新機種「Galaxy Tab 7.7」を発表した。

このうち、Galaxy Noteは、Android OS (ver. 2.3) を搭載し、5.3インチの「Super AMOLED plus」画面(解像度は1280×800ピクセル)を採用する大型のスマートフォンで、指だけでなく付属するスタイラスペンを使った操作や入力も可能な点が特徴。

Galaxy Noteには、1.4GHzのデュアルコアプロセッサ、800万画素の背面カメラ(1080pでの動画撮影可能)ならびに2メガピクセルの前面カメラが搭載され、内蔵メモリーについては16GBと32GBの2種類が用意される。無線接続機能については、Wi-Fi、Bluetooth、携帯通信網(HSPA+方式)に対応する。

Galaxy Noteのサイズについて、Wall Street Journal(WSJ)では、過去にデル(Dell)が「Streak」という5インチ画面のタブレット端末を発売したことがあったが売れ行きは決して芳しくなかったとし、さらに市場調査会社ガートナー(Gartner)アナリストのマイケル・ガーテンバーグ(Michael Gartenberg)氏のコメントを紹介している。同氏によれば、「このサイズは、スマートフォンとしては少し大きすぎ、タブレットとしては少し小さい。それにスタイラスペン操作という要素が加わり、更にややこしいものになっているようだ」と述べている。

いっぽうのGalaxy Tab 7.7は、Android OS(ver. 3.2)で動作し、1.4GHzのデュアルコアプロセッサ、7.7型「Super AMOLED plus」画面(解像度は1280×800ピクセル)を搭載、内蔵メモリー容量は64GBとなっている。

なお、現時点ではどちらも製品も価格や発売日、対応キャリアなどは明らかにされていない。

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[出典:BGR]

サムスンは第2四半期(4-6月期)にあわせて1900万台をこえるスマートフォンを出荷し、同分野でのシェアはiPhoneを擁するアップルに次ぐ第2位。同社は、Android端末以外にもマイクロソフト(Microsoft)のWindows Phone OS搭載機や自社開発OSのBada搭載機も販売しているが、現在の主力はAndroidを搭載する「Galaxy」で、とくにフラッグシップ・モデルの「S II」は発売から85日で500万台を出荷、さらに米国市場でも9月から発売が始まっている。

【参照情報】
Samsung unveils giant smartphone, tiny tablet

- BGR
Samsung goes big with a 5.3-inch, high-res phone - GigaOM
Samsung Expands Its Galaxy With Five-Inch Phone, Seven-Inch Tablet - All Things D
New Phone-Tablet Hybrid Generates Skepticism - WSJ.com
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