携帯通信端末数、2020年には240億台に - M2Mが牽引(GSMA予測)
2011.10.12
Updated by WirelessWire News編集部 on October 12, 2011, 09:17 am JST
2011.10.12
Updated by WirelessWire News編集部 on October 12, 2011, 09:17 am JST
世界の携帯通信端末の数が、現在の90億台から2020年には240億台に増加するとの予想を含んだ調査レポートを、携帯通信事業者らがつくる業界団体GSMA(GSM Association)が発表している。
同レポートによると、この増加を牽引するのは主に携帯端末で、その数は現在の約60億台から2020年には120億台に達する見込み。これを受けて、携帯通信市場の規模も2011年比で約7倍にあたる1兆2000億ドルにふくれあがるという。また、いわゆるM2M(Machine-to-Machine)などの分野については、家電関連の売上が4450億ドル、自動車関連が2020億ドル、医療関連が690億ドル、そして電力・ガスなどのユーティリティ関連が360億ドルになると予想されている。
この話題を採り上げたGigaOMでは、調査レポート作成に携わったマキナ・リサーチ(Machina Research)ディレクターのジム・モリッシュ(Jim Morrish)氏の、「われわれはいま、無数のコネクテッド・デバイスが世界中に溢れるような新しい時代に足を踏み入れつつある。この(接続端末)増加の大半はM2Mによるものとなるが、携帯通信事業者や端末ベンダー、サービスプロバイダーなどの関連各社にとっては、この変化がもたらすチャンスにどう対応するかが将来の事業の成否を分ける鍵になる」とするコメントを紹介している。
【参照情報】
・Cellular devices to hit 24 billion by 2020 - GigaOM
・GSMA Announces That the Proliferation of Connected Devices Will Create a US$1.2 Trillion Revenue Opportunity for Mobile Operators by 2020 - GSMA(プレスリリース)
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