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モバイル・トラフィック、2016年には現在の10倍に - エリクソン予測

2011.11.08

Updated by WirelessWire News編集部 on November 8, 2011, 15:06 pm JST

携帯通信機器最大手のエリクソンが発表した予測によると、世界のモバイル・ネットワークのデータ・トラフィック量は、今後5年間で現在の10倍にあたる月間3.5エクサバイトまで増加。また都市への人口集中に伴い、局所的なトラフィックの過密化が進みそうだという。

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[出典:GigaOM]

トラフィックの増加についてはビデオ・データの増大が主要因となり、また端末別では携帯電話が約4割、モバイルPC/タブレットが約6割を占めることになるという。いっぽう、都市部への人口集中に関しては、1平方キロメートルあたり1000人以上が生活する大都市圏の人口の割合が全体の3割を超えるのにともなって、面積で全体の1%に満たない都市部で6割近いトラフィックが発生することになりそうだという。

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[出典:GigaOM]

今後5年間にモバイル・ブロードバンド・サービス加入者数は年間60%のペースで増加、その結果現在9億件程度される加入者数は2016年に50億件近くに達するという。

また、この話題を採り上げたGigaOMでは次のような点を挙げている。

  • 2011年第3四半期時点の世界の携帯通信サービス加入件数は約58億件で、全人口の82%に達したが、ただし1人で複数の回線を契約するユーザーも存在するため、実質的な人数は39億人前後。
  • 2016年の携帯通信サービス加入件数は80億件を超える見通し(このなかにはM2Mなど他の端末間通信の契約数は含まれない)
  • 3G網経由の端末別データ送受信量(1契約あたり/月間)は、パソコンが1〜7GB(平均1〜2GB)、タブレットが250MB〜800MB、スマートフォンが80〜600MBとなっている。

【参照情報】
Ericsson sees 10x growth in mobile traffic, but no tsunami - GigaOM
Ericsson predicts Mobile Data Traffic to grow 10-fold by 2016 - Ericsson (Press Release)

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