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RIM、12-2月期決算発表 - バルシリエ元CEOや上級幹部らが退社へ

2012.03.30

Updated by WirelessWire News編集部 on March 30, 2012, 13:43 pm JST

カナダのスマートフォンメーカー、リサーチ・イン・モーション(Research In Motion:以下、RIM)が現地時間27日、12-2月期の四半期決算を発表。売上は事前に下方修正していた予想をさらに下回り、1億2500万ドルの赤字を計上した。

同四半期の売上は42億ドルで、前期比19%減、前年同期比24%減となり、45億4000万ドルとしていた予想に届かなかった。また損益については、Blackberry 7の在庫処分にかかった費用の引き当てに1億9700万ドル、獲得資産の評価損による3億4600万ドルの費用計上などが主な原因となり、1億2500万ドルの損失となった(これらの費用を除いた場合の利益は4億1800万ドルで、1株あたり0.80ドル)。

同期のBlackBerry端末販売台数は1110万台で、前年同期の1490万台から大幅減少、また前四半期からの減少幅も21%となった。

長らく業績の低迷が続いてきたRIMでは、今年1月に新たにソースティン・ヘインズ(Thorsten Heins)氏がCEOに就任。このトップ交代に伴って取締役に退いた元共同会長兼CEOのジム・バルシリエ氏(Jim Balsillie)氏が、今回の決算発表のなかで、取締役会からも離れることが明らかにされた。また、ソフトウェア部門担当CTOのデイヴィッド・ヤク(David Yach)氏やグローバルオペレーション担当COOのジム・ローワン(Jim Rowan)氏らも退職する予定だという。

【参照情報】
RIM lost money in Q4, layoffs planned -
Balsillie Out as Director at RIM; Two Other Execs Leaving Amid Dour Forecast - AllThingsD
RIM launches strategic review amid even weaker-than-expected results - Global and Mail
RIMで経営トップ交代 - 新CEOの実力は未知数、株価は下落

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