中国シャオミのAndroidスマートフォン「MI-One」- 毎月50万台を出荷
2012.05.07
Updated by WirelessWire News編集部 on May 7, 2012, 11:18 am JST
2012.05.07
Updated by WirelessWire News編集部 on May 7, 2012, 11:18 am JST
中国のスマートフォン市場で、シャオミ(Xiaomi:小米科技)という新興メーカー製のAndroid端末「MI-One」が高い人気を集めているという。
2010年4月に創業したシャオミではいまのところ、昨年秋に発売した「MI-One」1機種しか扱っていないが、同製品は1999人民元(約320ドル)という低価格と高性能が受け、現在では毎月50万台を出荷、1億5800万ドルの売上をあげるまでになっているという。
「MI-One」は、クアルコム製デュアルコアプロセッサ「Snapdragon」や8メガピクセルのカメラを搭載。また、OSにはAndroidをカスタムした独自の「MIUI」を採用し、ユーザーがフォントや壁紙を自由に変えられる仕様となっている。現在「MIUI」は16カ国で23ヶ国語に翻訳されており、利用者数はおよそ100万人、そのうちの3分の1は中国国外の利用者だという。
アップル(Apple)の「iPhone」に比べて約半分程度の価格で販売される「MI-One」は、発売時に30万台を超える予約が殺到。現在でも高い人気が続いており、今月新たにオンラインストアで発売された15万台はわずか13分で完売したという。
シャオミを創業したのは、過去にキングソフト(Kingsoft)などを立ち上げて成功させたレイ・ジュン(Lei Jun)氏で、社長を務めるリン・ビン(Lin Bin)氏はグーグル(Google)やマイクロソフト(Microsoft)に勤務した経験の持ち主。そのビン氏は今年2月にBroombergに対し、「あと2〜3年は利益を追求するつもりはない」とし、「ユーザーベースを築いた後、ソフトウェアやサービスで収益をあげることができるだろう」と述べていた。
【参照情報】
・Chinese smartphone maker Xiaomi hits $158m in revenue, 500,000 monthly shipments - TNW
・Xiaomi Says Monthly Income Now Exceeds $158 million - Tech In Asia
・Xiaomi's Amazon Tack to IPhone Fight May Mean 3 Years of Losses - Bloomberg
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