アップル対サムスン、米での特許訴訟 - 両社が訴えの件数を大幅カット
2012.05.09
Updated by WirelessWire News編集部 on May 9, 2012, 13:03 pm JST
2012.05.09
Updated by WirelessWire News編集部 on May 9, 2012, 13:03 pm JST
アップル(Apple)とサムスン(Samsung)がカリフォルニア州北部地区の連邦地裁で係争中の特許訴訟に関し、両社が訴えている特許侵害の件数を大幅に減らしたことが明らかになった。
アップルは米国時間7日、この裁判で申し立てているサムスンに対する訴えの件数を半分に減らすことを明らかにした。一方、サムスンでも、12件の特許権侵害を理由に起こしていた75件の訴えのうち、5件の特許権に関する訴えを取り下げた。これらの動きにより7月30日に予定されている裁判実施の可能性が高まったという。
両社はこの1年あまりの間に、スマートフォンやタブレット端末で使用されている技術やデザインをめぐって複数の国で訴訟を繰り広げてきたが、先月16日に北カリフォルニアで実施された法廷審問で、和解交渉の席に着くことで合意していた。また今月2日には、この裁判を担当するルーシー・コウ(Lucy Koh)判事が、両社に対して、訴えの数を減らすよう命じていた。
ただし、訴えの取り下げにあたりアップルが、今後別の訴訟などで改めて訴えを起こす権利を放棄したわけではないと述べるなど、両社の訴訟合戦解決までにはまだ時間がかかりそうだという。
【参照情報】
・Apple-Samsung Patent-Infringement Claims: Now 50 to 80 Percent Off! - AllThingsD
・Apple, Samsung trim patent claims, but still can't get along - CNET
・Apple and Samsung drop claims against each other but disagree more than ever on key issues - Foss Patents
・サムスンに制裁措置 - 米での対アップル特許訴訟、ソースコード非開示を理由に
・アップル、サムスンの特許権訴訟 - 両社CEOが和解交渉へ
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