グーグル、「Google+」のiPhoneアプリ改良版をリリース

2012.05.10

Updated by WirelessWire News編集部 on May 10, 2012, 10:29 am JST

グーグル（Google）は米国時間9日、同社のソーシャルネットワークサービス「Google+」のiPhone向けアプリについて、より画像や操作性が向上した改良版をリリースしたと発表した。

同社が公式ブログで紹介している改良点には、次のようなデザインやビジュアルに関する項目が並んでいる。

写真や記事など、投稿したコンテンツの見栄えの改良
改良されたフォント、大きいプロフィール写真、使いやすいホームスクリーン
グラデーションやオーバーレイなどで見やすくなった「ストリーム」
スムーズで楽しい操作性

こうした変更についてGigaOMでは、グーグルがより直接的にフェイスブック（Facebook）と競合するようになった証と分析している。

「Google+」には、検索結果や他のグーグルサービスにソーシャル要素を加え、各ユーザーに合わせたカスタマイズを可能にする「ソーシャル・レイヤー」としての側面と、写真や記事などのコンテンツをシェアする「ソーシャル・ネットワーク」としての側面があると同記事は指摘。写真などのビジュアル面を強調した今回の変更は、同社が「ソーシャル・ネットワーク」としての側面を重視していることの表れと分析している。

グーグルでは今後数週間以内に、Android版もリリースする予定。同社は通常、iPhone向けのサービスや機能よりAndroid向けのサービスや機能を優先させることが多いが、今回はiPhone向けアプリの改良版が先にリリースされた格好となった。なお、iPad向けのアプリはまだ用意されていない。

[Google official blog]