ブラウザ市場シェア、グーグル「Chrome」がマイクロソフト「IE」を抜く - 米調査会社
2012.05.22
Updated by WirelessWire News編集部 on May 22, 2012, 11:48 am JST
2012.05.22
Updated by WirelessWire News編集部 on May 22, 2012, 11:48 am JST
スタットカウンター(StatCounter)というウェブアクセス解析企業によると、パソコンのブラウザ市場シェアでグーグル(Google)の「Chrome」が先週初めてマイクロソフト(Microsoft)の「Internet Explorer」(以下、IE)を抜き、ついに全体で首位になったという。
Source: StatCounter Global Stats - Browser Market Share
同社では、先週1週間のあわせて150億PVのデータを解析。その結果
、Chromeが33%、IEが32%、FireFoxが25%であったことが明らかになったという。なお、同社の調査では約半年前にChromeがFirefoxを追い抜いていた。
ブラウザ利用に関するシェアについては、調査方法の問題などから、依然としてIEが首位とする調査会社もあるものの、Chromeが大幅にシェアを伸ばしているという点では各社の見解は一致しているという。
スマートフォンやタブレット端末の急速な普及により、いわゆる「ポストPC」の時代に向けた流れが進んでいるとされるなか、パソコンのブラウザシェアをめぐる争いについてはここ数年あまり話題の上ることがなかった印象がある。しかし先ごろ、マイクロソフトが今年投入を予定するARMアーキテクチャーのプロセッサに最適化した「Windows RT」という新バージョンで、Firefoxが事実上締め出しを食う可能性があるとする声がモジラ(Mozilla)から上がったことから、改めて注目が集まり始めている。
【参照情報】
・StatCounter
・Google's Chrome vs. Microsoft's IE: How's that halo effect? - ZDNet
・Google's Chrome Edges Past Microsoft Web Browser in Usage - Digits (WSJ)
・Google Chrome overtakes Internet Explorer as the Web's most used browser - TNW
・「Windows RTで競合排除」- モジラとグーグル、マイクロソフトに抗議
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