RIM、年間10億ドルのコスト削減めざして人員削減に着手
2012.06.21
Updated by WirelessWire News編集部 on June 21, 2012, 12:48 pm JST
2012.06.21
Updated by WirelessWire News編集部 on June 21, 2012, 12:48 pm JST
苦しい経営状況が続くリサーチ・イン・モーション(Research In Motion:以下、RIM)で、大規模な経費削減の取り組みが進んでいるという。
Bloombergによると、RIMでは年間10億ドル程度の営業経費削減(現状比約3割カット)を目標にすでに小規模な人員削減に着手、最終的には2000人から3000人程度が削減になる可能性もあるという。
同社では5月末に業績見通しの下方修正を発表し、今四半期(3-5月)はついに営業赤字に転落すると明かしていた。
RIMではここ数年、アップル(Apple)「iPhone」やAndroid陣営各社の端末に押され、先進国のスマートフォン市場でシェア低下が続いている。米調査会社IDCによると、RIMのスマートフォン市場シェアは1-3月期に6.4%まで低下し、Android(59%)、iOS(23%)との差がますます拡大しているという。
さらに、AndroidやiPhoneへの対抗策として同社が期待する新OS「BlackBerry 10」搭載端末の投入にもいましばらく時間がかかる見通しで、投資銀行をアドバイザーに雇い入れ、一部事業の売却なども視野に入れた抜本的な見直し策の検討を進めていることも伝えられていた。
【参照情報】
・http://www.businessweek.com/news/2012-06-20/rim-s-job-cuts-under-way-as-company-seeks-1b-in-savings - Businessweek
・RIM Shedding Jobs; Part of Broad, Cost-Cutting Measures - WSJ
・RIM cutting jobs 'in batches', eyes $1bn savings - ZDNet
・The Axe Swings at RIM - ATD
・RIM、業績見通しを下方修正 - 3-5月期はついに営業赤字へ
・RIMで経営トップ交代 - 新CEOの実力は未知数、株価は下落
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら