ノキアの元社員ら、MeeGoベースのスマートフォン開発へ
2012.07.09
Updated by WirelessWire News編集部 on July 9, 2012, 09:49 am JST
2012.07.09
Updated by WirelessWire News編集部 on July 9, 2012, 09:49 am JST
ノキア(Nokia)の元社員らが、同社の経営方針転換にともなって開発中止になったオープンソースOS「MeeGo」を搭載するスマートフォンを商品化すべく新たな会社を設立したという。
「Jolla」という名前の新会社には、ノキアの「MeeGo N9」部門出身者が参加。中心メンバーでCOOに就任するマーク・ディロン(Marc Dillon)氏は11年間ノキアに勤め、2006年から今年5月に退職するまでMeeGoプロジェクトの主任エンジニア(Principal Engineer)を務めていた人物だという。
MeeGoはもともとインテル(Intel)の開発していた「Moblin」と、ノキア(Nokia)が手がけていた「Mameo」という2つのモバイル向けLinuxを統合したもの。母体となったMoblin同様、MeeGoのコミュニティであるMeeGo.comも、Linux推進団体であるThe Linux Foundationが運営していた。
しかし2011年2月に、ノキアがマイクロソフト(Microsoft)の「Windows Phone」OS採用を打ち出したのを機に、同プロジェクトは実質停止状態となり、同OSを搭載した端末で世に出たのは結局プロトタイプ「N9」だけとなっていた。
【参照情報】
・Ex-Nokia staff to build MeeGo-based smartphones -
・Ex-Nokia guys start mystery company to build Linux-based phones - VentureBeat
・Ex-Nokia employees to launch Meego smartphone - CNET
・ノキア、MeeGoベースの新端末「N9」を発表 - Symbian OSのサポート継続、新機種投入計画も
・ノキアの手を離れた「MeeGo」、LGやZTEなどが関心
・スペインのテレフォニカ、MeeGo支持を表明 - アプリ開発者の争奪戦が続きそう
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら