富士フィルムがグーグル(Google)傘下のモトローラ・モビリティ(Motorola Mobility)を特許侵害で提訴した。同社の携帯端末に搭載されるカメラ関連技術が、富士フィルムの保有する4件の特許を侵害しているという。
富士フィルムはこの件に関し、2011年4月にモトローラに特許侵害の旨を伝え、それ以降両社の間で協議が進められていたものの、富士フィルムでは満足のいく結果が得られず、今回提訴に踏み切ったという。
PCWorldなどによると、本件で争点となっているのは次の4件の特許だという。
これらの技術が使われているのは、モトローラの「Droid X」「X2」 「Bionic」などあわせて23機種で、富士フィルムでは損害賠償金の支払いを求めているという。
なお、この話題に触れたFOSS PatentsではAndroid関連でグーグルあるいは端末メーカーを提訴した大手企業の数が8社となり、その時価総額をあわせると1兆ドル以上($1.06 trillion)になると指摘している(内訳は次の通り。ただしイーベイは除く)。
【参照情報】
・Japan's FujiFilm Sues Motorola Over Phone Patents - PC World
・Fujifilm sues Motorola in relation to four patents used on Android phones - Phone Arena
・Companies worth $1 trillion are suing others over Android's alleged patent infringement - FOSS Patents
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら