iOSのシェア、13%台まで低下 - 2013年第2四半期世界のスマートフォン市場(IDC調べ)
2013.08.08
Updated by WirelessWire News編集部 on August 8, 2013, 11:06 am JST
2013.08.08
Updated by WirelessWire News編集部 on August 8, 2013, 11:06 am JST
米市場調査会社IDCが米国時間7日に発表した新しいレポートによると、今年第2四半期の世界のスマートフォン市場では、出荷台数が前年比50%を超える伸びを記録、またAndroid OS搭載端末のシェアが8割近くにまで達したという。
[IDC]
IDCによると、同期のスマートフォン出荷台数はあわせて2億3640万台で前年比51.3%増。前日に発表されていたカナリス(Canalys)の報告でも「出荷台数2億3810台、前年比約50%増」となっており、これとほぼ並ぶ数字となっている。
OS別では、Android端末の台数が1億8740万台で前年比73.5%増を記録し、シェアも前年の69.1%から79.3%まで上昇。いっぽう、出荷台数が2600万台から3120万台へと20%増加したiOSは、相対的なシェアが前年の16.6%から13.2%まで低下。現行モデル(「iPhone 5」)のリリースから6ヶ月以上が経過し、秋口とみられる新モデル発表を控えた買い控えの影響とみられるが、アップルとしては全体の成長の牽引役となっている中国市場でまだこれといった打ち手が示せていないことが気がかりな点といえるかもしれない。
[IDC]
Android端末のベンダー別シェアでは1位がサムスン(Samsung)で7330万台を出荷(前年比52.7%増)。ただしシェアは前年の44.4%から39.1%に低下しており、2位以下の躍進ぶりが表れた格好。LG、レノボ(Lenovo)、ファーウェイ(Huawei)、ZTEの各社ではいずれも出荷台数が1000万台を超え、サムスンを上回る成長率となっている。またその他に分類される各社の出荷台数が7020万台とサムスンのそれに近づいている点も目を惹く。
【参照情報】
・Apple Cedes Market Share in Smartphone Operating System Market as Android Surges and Windows Phone Gains, According to IDC - IDC
・
Android Obliterates Smartphone Market - WSJ
・IDC: Windows Phone sees largest year-over-year increase, Android still dominates - ZDNet
・Even as Apple sells more iPhones, its share of smartphone market falls - GigaOM
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