アップル、ブランド価値で首位に - 2位にグーグル、コカ・コーラは3位に後退(Interbrandランキング)
2013.10.01
Updated by WirelessWire News編集部 on October 1, 2013, 11:03 am JST
2013.10.01
Updated by WirelessWire News編集部 on October 1, 2013, 11:03 am JST
米コンサルティング会社のインターブランド(Interbrand)から、毎年恒例となった「世界の企業ブランド価値ランキング」の2013年版が発表された。今年のランキングでは、アップル(Apple)が首位に、グーグル(Google)が2位にそれぞれランクアップするなど、IT・ネット関連企業の存在感が増しているいっぽうで、昨年まで13年連続で首位を続けていたコカ・コーラ(Coca-Cola)は3位に後退し手いる。
Best Global Brands 2013 Launch Video from Interbrand on Vimeo.
インターブランドの評価によると、アップルのブランド価値は2位だった昨年から28%増加し、983億1600万ドルとなった。またグーグルのブランド価値も34%増加して932億9100万ドルとなったという。そのほかのIT・ネット関連企業については、4位にIBM(前年比4%増、788億0800万ドル。前年は3位)、5位にマイクロソフト(同3%増、595億4600万ドル。前年と変わらず)、8位にサムスン(同20%増、396億1000万ドル。前年は9位)、9位にインテル(同5%減、372億5700万ドル。前年は8位)、13位にシスコシステムズ(同7%増、290億5300万ドル。前年は14位)、15位にHP(同1%減、258億4300万ドル。前年と変わらず)、18位にオラクル(同9%増、240億8800万ドル。前年と変わらず)、19位にアマゾン(同27%増、236億2000万ドル。前年は20位)などがランクインしている。インターブランドのウェブサイトでは上位100社のランキングが公開されている。
・The Top 100 List View - Interbrand
また前年からのブランド価値の増減幅でみると、増加が最も著しかったのはフェイスブック(Facebook)でブランド価値は43%増、ランキングも昨年の69位から52位にまで順位を上げている。またグーグル(34%増)、アップル(28%増)、アマゾン(27%増)、サムスン(20%増)、イーベイ(20%増)などの各社も二桁の増加となっている。いっぽう減少の割合がいちばん大きかったのがノキアで、同社のブランド価値はマイナス65%となり、ランキングも前年の19位から今年は57位へと大きく後退。また任天堂(14%減)、キヤノン(9%減)、ソニー(8%減)なども減少が目立つ。なお、ブラックベリー(BlackBerry)やヤフー(Yahoo)は上位100位にランクインできず、それぞれの減少幅などは不明。
同ランキングでは企業の業績に加えて、顧客ロイヤルティ、消費者の購買行動への影響力などを含む様々な要素からブランド価値が計算されているという。なお上位100ブランドをあわせた全体の価値が前年と比べてどれほど増減したかについては説明を見つけられなかった。
Interbrand's Brand Valuation Methodology from Interbrand on Vimeo.
【参照情報】
・Apple, Google Deemed Most Valuable Brands - WSJ
・Apple Passes Coca-Cola as Most Valuable Brand - NYTimes
・Apple takes Coke's 'best global brand' crown as tech consumes pop culture - The Verge
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