AT&T、9700カ所の携帯基地局を48億5000万ドルで処分 - クラウンキャッスルにリース・売却
2013.10.22
Updated by WirelessWire News編集部 on October 22, 2013, 11:51 am JST
2013.10.22
Updated by WirelessWire News編集部 on October 22, 2013, 11:51 am JST
米携帯通信市場2位のAT&Tは現地時間20日、米国内にある9700カ所の携帯基地局を、米クラウンキャッスル・インターナショナル(Crown Castle International:以下、クラウンキャッスル)に48億5000万ドルで譲渡(リースまたは売却)すると発表した。
両社の契約によると、クラウンキャッスルは9700カ所の基地局のうち600カ所をに購入、また残りの9100カ所については平均28年間のリース契約を締結するほか、オプションとしてこれらの基地局を42億ドルで買い取る権利も取得するという。
その上で、AT&Tはクラウンキャッスルから、これらの基地局のトラフィック処理能力をリースする契約を締結。リースの契約期間は最低10年間で最長50年間まで延長可能、リース料については1カ所あたり年間1900ドルで年ごとに2%ずつ上昇する条件だという。
AT&Tは、米国内での競争激化や成長余地の減少を受け、国外での携帯通信事業者の買収検討など新たな収入源の確保に向けた動きを進めている。今回の基地局処分によって得た資金はこれらの目的に使われるとみられる。
【参照情報】
・AT&T in $4.85 Billion Tower Deal With Crown Castle - NYTimes
・AT&T in $4.85B cell tower deal with Crown Castle - CNET
・AT&T strikes $4.85 billion deal with cell tower operator, Crown Castle - GigaOM
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら