ツィッター、IBMによる特許権侵害の申し立てを公表 - IPO株価を引き上げ
2013.11.05
Updated by WirelessWire News編集部 on November 5, 2013, 14:17 pm JST
2013.11.05
Updated by WirelessWire News編集部 on November 5, 2013, 14:17 pm JST
株式公開(IPO)の準備を進めているツィッター(Twitter)は米国時間4日、米証券取引委員会(SEC)に提出した修正版の申請書類(S-1)の内容を公開し、そのなかでIBMによる3件の特許侵害の申し立てがあることを公表した。また同社がこれまで17〜19ドルとしてきたIPO価格を23〜25ドルに引き上げることも発表している。
新たな申請書類によれば、IBMは同社が1990年代半ば、またそれ以前に申請し、2006年に取得した3つの特許権について、ツィッターによる侵害を主張しており、ライセンス契約などの解決策を求めているという。
ただし、Tech Crunchによれば、ツィッターは同書類のなかで、「われわれはIBMの申し立てに対する有効な防衛策を持っていると考えている」ともしているという。なお、現時点でIBMはこの件について実際に訴訟を起こしているわけではなく、ツィッターに対して求めている金銭的条件なども明らかになっていない。
いっぽう、IPO価格引き上げについてThe Vergeでは、同社が投資家向け説明会のなかで好感触を掴んだのではないかとしており、これによって調達額は約17億5000万ドルになるとしている。
ソフトウェアやコンピューター関連の特許については、20年という保護期間を長過ぎるとする声も専門家らの間では上がっている。このなかで、ツィッターはこういった知財関連法の改革を積極的に求めてきている。
【参照情報】
・IBM Claims Twitter Infringes On At Least 3 Of Its Patents, According To Twitter's Latest S-1 Update - TechCrunch
・IBM says Twitter infringes pre-Twitter patents - GigaOM
・Ahead of IPO, Twitter raises target share price and discloses potential lawsuit from IBM - The Verge
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