アップル、3Dセンサー技術開発のプライムセンスの買収で合意間近
2013.11.18
Updated by WirelessWire News編集部 on November 18, 2013, 10:03 am JST
2013.11.18
Updated by WirelessWire News編集部 on November 18, 2013, 10:03 am JST
アップル(Apple)が、3Dセンサー関連技術を開発するイスラエル企業、プライムセンス(PrimeSense)と買収交渉を続けており、まもなく合意に達しそうだとする話を複数の媒体が報じている。
イスラエルの新聞Calcalistによれば、アップルはすでに3億4500万ドルでプライムセンスを買収することで、同社に合意したとされているという。ただしAllThingsDでは、この交渉が合意に近づいているものの条件面での調整に手間取っているとする複数の情報源からの話が紹介されている。また、買収額が2000万ドルほど高くなる可能性を指摘する別の情報源の話もAllThingsDでは記している。なお両社の交渉はこの週末中にも完了する可能性があるという。
プライムセンスはマイクロソフト(Microsoft)が最初にリリースした「Kinect」(現在のKinectではマイクロソフト自社開発の技術が利用されている)で利用された技術を開発した企業として知られ、テレビやモバイル、コンピューター、ロボット、ヘルスケアなどの分野に3Dセンサー技術や関連ソフトウェアを提供している。
アップルによるプライムセンス買収の可能性は今年7月にも報じられており、この時には両社が何度か協議を重ねているとされていた。
AllThingsDによれば、アップルでは3Dセンサー技術を、スマートフォンやタブレットのほか、開発が噂されているウェアラブル端末やテレビなどさまざまな製品に応用できる可能性があるという。
【参照情報】
・Apple Aiming at PrimeSense Acquisition, but Deal Is Not Yet Done - AllThingsD
・Apple reportedly acquires the company behind Microsoft's Kinect sensor - The Verge
・Apple reportedly acquires 3D sensor tech company PrimeSense for $345m - TNW
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