グーグル、「Chromecast」の最新版2機種を発表
2015.09.30
Updated by WirelessWire News編集部 on September 30, 2015, 12:24 pm JST
2015.09.30
Updated by WirelessWire News編集部 on September 30, 2015, 12:24 pm JST
グーグル(Google)は米国時間29日、同社のストリーミング端末「Chromecast」の最新モデルを発表した。従来からのストリーミング動画用の最新版に加え、新たにストリーミング音楽再生用の「Chromecast for Audio」という新モデルも投入されるという。
https://youtu.be/yX6Kkq7hPJY
ストリーミング動画向けの「Chromecast」最新版は、これまでと同じくテレビのHDMI端子に接続するタイプの端末。ただしスティックタイプだった従来の製品と異なり、円形の形状で、カラーバリエーションもブラック、イエロー、レッドの3色に増えている。仕様の点では、合計4つの通信アンテナを搭載し、802.11ac, 5GhzのWi-Fi接続に対応することで、より安定したネット接続が可能になるとされている。
また同製品に対応するChromecastアプリの新バージョンもリリースされ、従来の端末設定のほか、ユーザーのスマートフォンにインストールされたメディアアプリを手がかりにおすすめのコンテンツを表示する「What's On」、ローカルネットワーク上のChromecast端末を表示する「Devices」、Chromecastに対応するアプリのリストを表示する「Get Apps」などのソフトウェア機能が追加されているという。なお、ChromecastアプリはAndroid版以外にiOS版も用意される。
いっぽう、ストリーミング音楽用の「Chromecast for Audio」は、通常のスピーカーの3.5mmプラグに接続してストリーミング音楽を再生できるというもので、「Pandora」「Radio」「Deezer」「Google Play Music」「Spotify」などの各サービスに対応しているという。
なお、最新ChromecastおよびChromecast for Audioの販売価格はいずれも35ドル。
The Vergeによると、2013年に発売されたChromecastの先行機種はこれまでに合わせて2000万台が販売されたという。いっぽうBloombergでは、ストリーミング端末市場のブランド別シェアについて、首位がアマゾン(Amazon)の「Fire TV」(シェア30%)、2位が「 Roku」(同25%)、3位が「Chromecast」(同23%)、4位がアップル(Apple)「Apple TV」(同18%)という調査会社Strategy Analytics集計のデータも紹介されている。
【参照情報】
・S’more to love across all your screens - Google
・Google's new Chromecast has a new look, catches up to modern Wi-Fi standards - The Verge
・Google Upgrades Chromecast as Video-Streaming Battle Heats Up - Bloomberg
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