サンディスク、ウエスタンデジタルと売却交渉(Bloomberg報道)
2015.10.20
Updated by WirelessWire News編集部 on October 20, 2015, 10:38 am JST
2015.10.20
Updated by WirelessWire News編集部 on October 20, 2015, 10:38 am JST
フラッシュメモリー大手のサンディスク(SanDisk)が、大手ハードディスクメーカーのウエスタンデジタル(Western Digital)への売却に向けて同社と交渉を進めており、早ければ今週中にもこの交渉がまとまる可能性があるという。Bloombergが情報筋の話として米国時間19日に報じた。
Bloombergによると、先週にはサンディスクがウエスタンデジタルならびにマイクロン・テクノロジー(Micron Technology)の2社に対して売却の打診を行っていたことが報じられていた。今回の報道では、現時点でサンディスクはウエスタンデジタルへの売却に傾いているという。
サンディスクの時価総額は約147億ドルで、交渉がまとまるとすればこの金額にどの程度のプレミアムが上乗せされるかが焦点となる。なお、ウエスタンデジタルは先月、中国の清華大学から調達していた38億ドルの資金をサンディスク買収の原資の一部に充てるとみられるとBloombergは記している。
この話題を採り上げたReutersでは、サンディスクが身売りとなった場合に東芝の同意が必要になるとし、その理由としてサンディスクが東芝のファウンダリを利用していること、ならびに両社が特許共有のための合弁会社を設立していることを挙げている。またフラッシュメモリー分野で東芝がマイクロンと競合関係にあることから、東芝にはウエスタンデジタルのほうがサンディスクの売却先として受け入れられる可能性が高いとするアナリストの見方も紹介されている。
【参照情報】
・SanDisk Said in Advanced Talks to Sell to Western Digital - Bloomberg
・Western Digital in advanced talks to acquire SanDisk: sources - Reuters
・Report: SanDisk in acquisition talks with Western Digital - Fortune
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