フェイスブック、国家によるスパイ行為をユーザーに通知
2015.10.20
Updated by WirelessWire News編集部 on October 20, 2015, 11:41 am JST
2015.10.20
Updated by WirelessWire News編集部 on October 20, 2015, 11:41 am JST
フェイスブック(Facebook)が同サービスのユーザーをねらったオンラインでのスパイ行為を発見した際に、これをユーザー自身に知らせるようにしたことを米国時間17日に明らかにした。
フェイスブックでチーフ・セキュリティ・オフィサーを務めるアレックス・スタモス(Alex Stamos)氏は、この措置について「この種の攻撃が高度かつ危険なものである傾向があるため」などと説明。また同社はユーザーアカウントへの不正アクセスがいずれかの国の政府によるものであると確信する明確な根拠があった場合に限ってこの通知を行うとしているが、具体的にどんな方法を使って判断を行うかなどは明らかにされていない。
フェイスブックは今後、この種の不正アクセスまたはその試みがあったアカウントのユーザーに対して、次回ログイン時に「あなたのアカウントや他のオンラインアカウントが、国家の支援を受けた何者かによる攻撃の標的になっている可能性がある」旨を知らせる通知を行い、テキストメッセージを利用した2段階認証機能を使ってログインするよう促していくという。
フェイスブックがこの措置を講じた理由などについての具体的な説明は見当たらないものの、この話題に触れたThe Guardian記事では、高度に抑圧的な政府の下で暮らす人々にとって、この措置は非常に歓迎すべきものとする英人権団体関係者のコメントが紹介されている。
【参照情報】
・Notifications for targeted attacks - Facebook
・ - The Guardian
Victim of state spying? Facebook will tell you
・Facebook says it will warn users of 'government-sponsored' attacks - The Verge
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