original image: Maurizio Pesce(CC BY)
クアルコム、中国貴州省政府と合弁会社設立 - サーバー用プロセッサを開発・販売へ
2016.01.18
Updated by WirelessWire News編集部 on January 18, 2016, 13:44 pm JST
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2016.01.18
Updated by WirelessWire News編集部 on January 18, 2016, 13:44 pm JST
米大手プロセッサメーカーのクアルコム(Qualcomm)が中国の貴州省政府とともに、サーバー用プロセッサの開発・販売を行う合弁会社を設立するという。複数の媒体が現地時間17日に報じた。
WSJによると、新たに設立される貴州華芯通半導体技術(Guizhou Huaxintong Semi-Conductor Technology)に対して、クアルコムと貴州省政府は合わせて2億800万ドル(18億5000万元)の初期投資を予定。新会社への出資比率はクアルコムが45%に対して貴州省政府が55%。そのほか、両者は中国国内での投資を目的とした投資会社の設立も明らかにしたという。
Fortuneによれば、新会社ではクアルコムが開発したサーバー用プロセッサの販売を今年中にも開始する予定。クアルコムは昨年10月、データセンター用サーバー向けとなる24コア・プロセッサを発表していた。
また新たな合弁会社では、クアルコムが設計したサーバー用プロセッサのを外部企業にライセンスする事業を行うことや、中国のサーバー市場向けに新たなチップを開発することなども予定しているという。
中国では、アリババ(Alibaba)やJDドットコム(JD.com)、バイドゥ(Baidu)などがデータセンターの強化を進めるなか、サーバー市場が急速に拡大しており、調査会社IDCでは同市場の規模が2020年に60億ドルに達すると予測しているとFortuneは記している。
【参照情報】
・Qualcomm Forms Joint Venture In China to Take on Intel - Fortune
・Qualcomm, Chinese Province Set Up Server-Chip Venture - WSJ
・Qualcomm unveils $280 million joint venture with Chinese province - Reuters
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