original image: William Warby(CC BY)
アマゾン、独自に国際的物流網を整備 - 第三者への提供を計画(Bloomberg報道)
2016.02.10
Updated by WirelessWire News編集部 on February 10, 2016, 15:27 pm JST
original image: William Warby(CC BY)
2016.02.10
Updated by WirelessWire News編集部 on February 10, 2016, 15:27 pm JST
アマゾン(Amazon)が、フェデックス(FedEx)やUPSといった物流事業者、それにアリババ(Alibaba)とも潜在的に競合するような物流サービスの提供に向けて準備を進めていると、Bloombergが米国時間9日に報じている。
Bloombergが入手したアマゾンの内部資料によると、アマゾンは外部の小売事業者向けに提供している「Fulfillment By Amazon」サービスを拡大する形で、中国やインドにある工場で製造された商品を米・英などに居住する顧客に届けること可能にするような物流網の構築を計画。この資料自体は2013年にアマゾンの経営幹部に提出されたものだが、構想はその後「Dragon Boat」というプロジェクトに引き継がれているとされている。
またBloombergは、アマゾンが「Global Supply Chain by Amazon」というサービスの提供を今年中に開始する予定としている。このサービスは、アマゾンのウェブサイトで商品を販売する外部の小売業者に対し、アマゾンが物流に関する手配や関連する書類事務などを代行するといったもので、外部の小売業者はモバイル端末やウェブ経由でワンクリックですべての手配ができるようになるとされている。
この話題に触れたGeekWireでは、アマゾンが独自に国際的な物流網整備を進める理由のひとつとして、拡大し続ける物流コストの圧縮を挙げている。同記事によると、アマゾンが2015年第4半期に負担した物流コストは41億7000万ドル、それに対して同社が受けとった配送関連収入は23億3000万ドルで、同社のいわゆる持ち出し分が拡大していたという。
【参照情報】
・Amazon Building Global Delivery Business to Take On Alibaba - Bloomberg
・Amazon to compete with Fedex, UPS and Alibaba with secret ‘Dragon Boat’ plan, report says - GeekWire
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら