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オックスフォード大、新型コロナウイルスの研究所がサイバー攻撃の被害に(他2本)

Cyber Security News March 2nd week,2021

2021.03.09

Updated by Wataru Nakamura on March 9, 2021, 07:00 am JST

マイクロソフト、自社ソフトウェアへのサイバー攻撃で中国を非難【BBC 3/4】
マイクロソフトは先ごろ、自社のメールサーバーソフトウェアへのサイバー攻撃に、中国政府とつながりのあるHafniumというサイバースパイグループが関与していると指摘。ハッカーらは同社のソフトウェアの脆弱性を使用して標的のEメール受信箱に遠隔からアクセスしており、感染症研究者や法律事務所、高等教育機関、軍需企業、政策シンクタンク、NPOなどが標的となっているという。

原文:Microsoft accuses China over email cyber-attacks

世界の電力網がサイバー攻撃に弱い理由【Bloomberg 3/4】
英セキュリティ企業のDarktraceによれば、電力網を含めた重要インフラを標的にしたサイバー攻撃は過去2年で急増している。一方で、世界の電力網や発電所は再生可能エネルギーの活用やスマートメーターのような設備の導入によるネットワーク上の接続点やセンサーの増加、自動制御への移行、遠隔操作のためのパブリック/プライベートネットワークへの接続などによってますます侵入や攻撃が容易になっている。

原文:Why Global Power Grids Are Still Vulnerable to Cyber Attacks

オックスフォード大、新型コロナウイルスの研究所がサイバー攻撃の被害に【The Verge 2/25】
英オックスフォード大学は現地時間2月25日、新型コロナウイルスを扱う研究所の1つがサイバー攻撃を受けたと発表。攻撃を受けたのは同大学の構造生物学部門に属する研究所で、新型コロナウイルスワクチンの開発を進めるオックスフォード・ワクチン・グループやジェンナー研究所とは直接的つながりがないという。この話題を最初に報じたForbesは、犯人は貴重な研究の成果を闇市場で売却することを目論んだ可能性を指摘している。

原文:Oxford lab studying the coronavirus was victim of a cyberattack

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。