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東南アジアのローカル5G市場、2030年に19億3000万ドル規模に

5G News Aug 4th. week, 2022

2022.08.25

Updated by Wataru Nakamura on August 25, 2022, 14:48 pm JST

調査会社Allied Market Researchの新たなレポートによれば、東南アジアのローカル5G市場の規模は2020年時点で5931万ドル(約80億円)で、2021-30年にかけてCAGR(年平均成長率)41.9%で拡大。2030年には19億3000万ドル(約2640億円)に達すると予想されている。

同市場では、AIおよびその他のスマート接続デバイスの利用拡大、デジタルシフトによる高速インターネット・ニーズの高まりが成長を促進。一方、セキュリティへの懸念やローカル5Gソリューション導入コストの高さが市場の成長を抑制する要因となるという。

業種別では、2020年時点で市場シェアの半分以上を占めるインダストリー4.0分野が2030年までリードを維持する見込み。一方、最も成長率が高いのはスマートシティ分野。2021-30年にかけてCAGR48.3%で拡大すると予想されている。

コンポーネント別(ハードウエア、ソフトウエアおよびサービス)では、2020年時点で市場シェアの半分近くをハードウエアが占め、2030年にかけて引き続き最も大きなシェアを占める見込み。一方、最も成長率が高いのはサービス。2021-30年にかけてのCAGRは48.3%と予想されている。

国別では、2020年時点でインドネシアが東南アジアのローカル5G市場で最大のシェアを占め、2030年まで同国のリードは続く見込み。一方、この期間中の成長率はマレーシアが最も高く、CAGR48.6%で推移すると予想されている。

[原文/関連情報]
South East Asia 5G Private Network Market to Reach $1.93 Bn by 2030 at 41.9% CAGR: Allied Market Research
South East Asia 5G Private Network Market to expand annually by 41.9% CAGR from 2021 to next ten years Prediction by AMR

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。