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中国の衛星インターネット企業Galaxy Space、新規調達で評価額2,000億円超に

5G News Sep 3rd. week, 2022

2022.09.14

Updated by Wataru Nakamura on September 14, 2022, 07:00 am JST

北京に本拠地を置く衛星インターネット企業のGalaxy Spaceは9月7日、新たな資金調達の完了を発表した。調達額は明かされていないものの、同社の評価額は11億元(約2,270億円)に達したという。

Galaxy Spaceは、2016年に設立された衛星インターネット企業。今年3月に6基の低軌道(LEO)ブロードバンド通信衛星の打ち上げに成功しており、「Mini-Spider Constellation」と呼ばれる実験的衛星インターネット網を構築。2023年には、フラットパネルアンテナとフレキシブルソーラーアレイを搭載した初の衛星の打ち上げを計画している。

中国では、政府が1万3,000基のインターネット通信用衛星によるメガコンステレーションを計画しているが、Galaxy Spaceの衛星や5G網テストの成功は同計画にも大きく影響すると見られている。

なお、「Mini-Spider Constellation」は現在、中国初のLEOブロードバンド通信衛星と地上ローカル5G網の融合テストを含む様々な衛星インターネット・アプリケーションの検証を完了。同社は、今回の新たな資金を衛星インターネット関連技術の研究開発や商業アプリケーションの開発に費やす見込み。

[原文/関連情報]
Private Chinese satellite internet firm GalaxySpace secures major new funding
Chinese Commercial Aerospace Firm GalaxySpace Bags New Round of Financing

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。