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英通信当局、ミリ波帯オークションの最終案を発表

5G News Dec 2nd. week, 2024

2024.12.12

Updated by Wataru Nakamura on December 12, 2024, 16:04 pm JST

英放送・通信規制機関のOfcomは、ミリ波帯の周波数オークションに関する最終提案を発表した。これによれば、同当局は26GHz帯の2.4GHz幅(25.1G~27.5GHz)および40GHz帯の3GHz幅(40.5G~43.5GHz)の開放を計画しており、オークションは2025年中に開催される見込みだという。

新たな提案によれば、利用可能な周波数帯は「25.1G~26.5GHz」、「26.5G~27.5GHz」、「40.5G~43.5GHz」の3つのカテゴリーに分類され、1枠あたり200MHz幅で割り当てられるという。また、最低落札価格は26GHz帯が1枠200万ポンド(約4億円)、40GHz帯が1枠100万ポンド(約2億円)となる見込みだ。

Ofcomは2023年9月、5Gサービスを含むモバイル技術のためにミリ波帯を開放し、英国全土の68の町や都市で高速5Gを提供すると発表していた。同機関はこれらの周波数帯について、「大容量のデータを伝送でき、駅やサッカースタジアム、コンサート会場など、人通りの多い場所でのモバイル通信速度を向上させる可能性がある」と説明。また、VRアプリケーションやファクトリーオートメーションなどの革新的なサービスをサポートする可能性についても言及していた。

なお、Ofcomはこのオークションについて、英通信市場3位のVodafoneと4位のThree UKの合併案について英競争当局が決定を下すまで実施しないことも明言している。英競争当局の最新の発表によれば、この合併に関する最終決定は2024年12月7日までに下されるとのこと。Ofcomは年内にもオークション開催時期についてさらなる情報を提供する見込みだという。

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。

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