November 25, 2025
今井太郎 t_imai
1965年京都府長岡京市生まれ。京都大学文学部哲学科卒。株式会社紀伊國屋書店に30年余勤務。主として外商部門で、法人営業、専門書仕入のほか、図書館向け電子書籍サービスの構築や公共図書館運営業務を担当した。新しい荒尾市立図書館(熊本県、2022年4月開館)の整備に深く携わり、地域に根差した公共図書館の将来性に開眼し、2022年に本棚演算株式会社を設立し、代表取締役に就任。ローカルナレッジ(LocalKnowledge https://www.localknowledge.jp )編集長 。
私がここで表したいのは、世界の中心とは、一体どこにあるのだろうか、という問いである。そのことを大地に根ざし、確かに生きる人々の瞳を通して訴えかけたいと思っている
(あとがきより)
140を超す国と地域を旅してきた写真家竹沢うるまさんによる4年ぶりの新作、『BOUNDARY 中心』が2025年12月9日に発売されます。2021年発表の『Boundary | 境界』シリーズから続く最新作です。
インドネシア、インド、ベナン共和国、ペルー、モンゴル、日本。広大な草原、標高5000メートルを超す山々、茶褐色の乾燥した大地。
我々が普段生活している世界とは全く異なる風景のなかで、独自の価値観や伝統を大切にしながら生きる人々を捉えた200を超す写真たちは、読者に「世界の中心は一体、どこにあるのか」を問いかけます。いわゆる“僻地”と言われる場所に立つ人々の視線に見つめられるとき、私達が信じる世界の中心は揺らぎ、世界の見え方は大きく転換することでしょう。
「写真集の夜」第8回は、刊行されたばかりの『BOUNDARY 中心』の収録作品ひとつひとつを取り上げながら、竹沢さんと写真評論家・飯沢耕太郎さんとで自由に語り合っていただきます。
(飯沢さんコメント)
竹沢うるまさんは、旅の申し子と言うべき写真家です。長年にわたって、世界中の多くの国々に足を運び、精力的に写真を発表してきました。彼を見ていると、プロフェッショナルとして写真を撮ることに集中しているのはもちろんですが、それ以上に、旅の時間を愉しみ、そこに意味を見出しているように思います。そんな彼の新作『BOUNDARY中心』の刊行に合わせて、オンライントークを行います。「旅の写真家」の現在の立ち位置を縦横に語っていただきますので、ぜひ、奮ってご参加ください。
| 名称 | 写真集の夜 飯沢耕太郎オンライン・フォトブック・ギャラリー 第8回 竹沢うるま 『Boundary中心』 |
|---|---|
| 開催日時 | 2025年12月12日 (金) 22:00~23:00 |
| ゲスト | 竹沢うるま (写真家) |
| 案内人 | 飯沢耕太郎 (写真評論家) |
| イベント形態 | Zoomウェビナー(Webinar)を利用したオンラインギャラリーです。 ※お申込みいただいた方には参加URLを事前にメールにてお送りします。 |
| 参加料 | 無料 |
| 参加方法 | このウェビナー(Webinar)を申し込む |
| 申込期限 | チケットの申込期限は当日12月12日の21:00までとさせていただきます。 |
| 主催 | スタイル株式会社 |
※プログラムの内容・時間などは予告なく変更となる可能性があります。ご了承ください。
著者:竹沢うるま
発行:青幻舎
発売日:2025年12月