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清水 和夫 kazuo_shimizu

1954年生まれ東京出身。株式会社テクノメディア代表取締役。1972年以来、国内外の耐久レースに参加すると同時に、国際自動車ジャーナリストとして運動理論・安全技術・環境技術などを中心に執筆。2011年12月から日本自動車研究所客員研究員。その他数多くの自動車・ITSに関連した検討委員を務める。近年注目の集まる次世代自動車・コネクテッドカーにも独自の視点を展開、SIP自動走行システム推進委員会にも参加。自動車国際産業論に精通する一方、スポーツカーや安全運転のインストラクター業もこなしている。

どの“レベル”のクルマであれ、全ての責任はドライバーにあることを原則とせよ

自動運転車の“レベル”議論は、ある種の誤解を与えている。というのはこのレベル定義は自動運転を開発する技術者が共通で認識するための「自動化の定義」であり、クルマの性能や製品価値を定義するものはない。実際にはレベル3以上の自動化は技術の差よりも、安全運転の責任が人なのか、あるいはシステム(AI)なのかという責任問題が絡むのだ。

2017.10.27