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LPWA (読み)えるぴーだぶりゅえー

低出力(Low Power)でありながら広域(Wide Area)をカバーする無線通信技術の総称。IoTの基盤となる規格だが、2019年6月時点ではオーソライズされた単一の「LPWA通信規格」は存在せず、さまざまな規格・製品が混在している。

LPWA なしに IoT は成り立たない

2019.03.22

Updated by on March 22, 2019, 14:39 pm UTC

ごく簡単に言えば「設置されたセンサー(などのIoTデバイス)が検知したデータをボタン電池(程度の出力)で数年間、遠くの基地局まで飛ばす(通信速度は遅くていい)」という要件を満たすための規格。昔のセキュリティ装置が固定電話回線を使って数bpsでセキュリティ会社に信号を送っていたものの現代版ともいえる。ともあれ標準規格はまだ決まってない。Wi-Fiでもこの要件を満たす仕様になっていればいいので、実際に「Wi-Fi Halow(わいふぁいへいろー)」という規格も出てきている。
電源はいまのところボタン電池を想定しているようだが、再生エネルギーと蓄電池の組み合わせでもいけそうだし、一般電源のあるところならそれをそのまま使うのもありだろう。そのなかで面白いのはいわゆる「ナノ発電」を使う手である。ナノ発電は発電量が小さすぎて普通の用途には使いづらいのだが、LPWAなら使えるはずで、たとえばトイレの鍵をカチャッと掛ける圧力で発電してデータ送信する、なんてのも製品として出てきている。こうなると電池交換などというアナログなメンテ不要のデバイスにできるので、IoT向け本命電源になるのではないか。

電信柱の上のスズメ

現代彫刻の一部のようにも見えるが、電信柱のてっぺんにとまっていた本物の鳥(雀)だ。が、ひょっとしてセンサー入ってる?

IoTネットワークLPWAの基礎―SIGFOX、LoRa、NB‐IoT

鄭 立
リックテレコム (2017/06)

|2,400円(本体)
|B5判
|209p
|9784865940985
▼IoTを冠した本は大量にあるが通信規格をメインにしたものはあまり見当たらない。探し方が悪い、あるいはサービスと別に通信規格を選ぶことが一般的ではないからかもしれないが、ともかくこの手の現場の話は現場の人に聞くしかない。