AIが我々の仕事の存在自体に現実的に影響を既に及ぼしているのは確かです。今月、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された「就職面接にようこそ。面接官はAIです」は、AIが採用の現場で面接官を務めているのを取材した記事ですが、「人工知能があなたの仕事を奪いに来ると思ってました? まずは面接官の置き換えからです」という副題がなかなか奮っています。
2025.07.15
今では、政治家や文筆業の方々まで、日常的に使われる表現となった「パラダイム」<paradigm=英語>という語を、かくも流行らせた原点がこの書にあります。もともとは、古代ギリシャ語ですが、<para>つまり「一緒に」、「並んで」、<digm>「見せる」という熟語で、最も簡潔には「範例」という訳語が使われます。「模範」という漢語が運ぶ「優れた」、「立派な」というニュアンスはなく、「一つのグループに属するものを示す実例」といった感じの語です。
2025.07.12
「2025年の生成AI利用は、ビジネス価値の創出に着目されるようになった」とアマゾン ウェブ サービス ジャパンでサービス&テクノロジー事業統括本部 技術本部長を務める小林正人氏は語る
2025.07.09
当事者参加は、医学においてはかなり前から大きなうねりになっている。最近は、海外の一流学術誌でもPatient involvement(患者の関与)の記載も散見される。ここには「この研究を計画するにあたり、この疾患を持つ人を含めた委員会で方法の妥当性を検討した」などが記載される。 今回は、認知症における当事者参加について掘り下げてみたい。
2025.07.07
この書は、孰れ明らかにするように、内容からすれば、デカルトが自分の哲学体系を作り上げるに当たっての出発点を説くもの、また書物の体裁から言っても、実はこの書は光学、気象学、幾何学などに関する詳細な文章が大部分を占め、通常「方法序説」と言われる部分は、此の大著(原著では約500ページ)の初めの極短い部分だけを指すものです。
2025.06.30
様々な商品や生活空間において、消費者の五感を恣意的に刺激し、商品の使用感を向上させたり購買意欲をかき立てたりすることは常套手段となっている。つまり現代の商品開発やマーケティングにおいて、感覚刺激は重要な要素となっているのだ。
2025.06.28
ラトゥールにはどこか子供っぽいところがあり、「ブリュノは赤ちゃんみたい」(comme un bébé)」と複数の人が同じ表現を使うのを聞いて驚いたことがある。実際、この子供っぽさには両面があり、そのよい面は、快活なユーモア感覚という形で現れる。
2025.06.24
エヴィデンスとは何のことだろう。「ファイザー社のワクチンには重症化を防ぐというエヴィデンスがある」。こんな風に使われたりする。あるいは「エヴィデンスはありますか?」と聞かれたりする。1990年頃まではほとんど使われない言葉だった。証拠とかデータで十分に意図が伝わったからである。それなのに、医学界を中心にエヴィデンスがなぜ流行したのか。
2025.06.21
社会医学研究は、いっそう臨床的に意味あるものに向かっており、さらに量的研究だけから質あるいは量と質の混合研究に向かっており、複雑なテキスト分析もいいがシンプルで誰にも分かりやすい分析が好まれ、コミュニティのなかで(CBPR)現実的に(Realistic approach)研究が進むようになってきた。
2025.06.19