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メディア

英語帝国主義の功罪

フランス文学の研究者は何語で論文を書くのか 我々の周辺には、あまりに当たり前になっているために、その自明性をほとんど疑わないような事象が数多くある。かつてイザヤ・ベンダサンという謎の人物が、日本人にとって「水と安全はタダ […]

2025.10.02

相当数の世論は、順応主義的付加物にすぎない

※当記事はModern Times 2022年1月に公開された記事の再掲載です。 フェイクニュースにみる真実に近づきたいという欲求 これは常々私が言ってきたことだが「フェイクニュースはSNSによって蔓延した」という考え方 […]

2025.09.29

貧困が共有地の収奪をもたらす構造を解き明かす 千葉徳爾『はげ山の研究』を読む(後編)

※前編はこちら地域の森林乱伐と歴史的背景を論考した名著 千葉徳爾『はげ山の研究』を読む(前編) 千葉徳爾『はげ山の研究』に記されている江戸時代の事例をもう一つ紹介する。濃尾平野の北東部(東濃地域)には陶磁器生産で知られる […]

2025.09.26

地域の森林乱伐と歴史的背景を論考した名著 千葉徳爾『はげ山の研究』を読む(前編)

私たちは、森林が乱伐されると山地の保水力が低下して土砂が大量に流下し、天井川を形成したり河口部にある港湾の水深を損なったりすることを学んでいる。だから防災のためにも森林を保全すべきという認識も持っている。一方で、なぜ森林の乱伐が土砂の大量流下につながるのか、またそもそもなぜ森林の乱伐が起きるのかについて突き詰めて考えることは、なかなかないのではなかろうか。

2025.09.11

ポスト真実時代の輿論主義(democracy)へ

2021年6月25日(金)19時よりオンラインにて、東京大学名誉教授・村上陽一郎氏と京都大学教授・佐藤卓己氏によるメディアと専門知をめぐるイベントが開催される。イベントは村上陽一郎氏のオンライン私塾「専門家とは何か」の第2回にあたる。イベント開催にあたり、スピーカーの佐藤氏よりイントロダクションが届いたのでここに紹介したい。

2021.06.18

エリートと教養14 政治を報道する「言葉」の選択

2020年は、ウィルス禍と学術会議問題とが、メディアを賑わした。学術会議問題というのは、新規の会員登録の際、会議側が示した候補者リストのなかの六名の方について、政権交代したばかりの菅内閣が任命を「見送った」という出来事である。問題にしたいのは、この事件を報じるメディアの言葉遣いである。

2021.03.05

戦争:壮大な騙し合いを企てる者たち(後編)陰謀論の陰で陰謀は進む

「まなざしのデザイン」などを研究していると、「陰謀論」は様々な点で実に興味深い分析対象である。いつの時代も世界は陰謀に満ちており、表で語られていることだけが全てだと思うのは、あまりに素直すぎる見方である。

2021.02.26

戦争:壮大な騙し合いを企てる者たち(前編)味方もまた嘘をつく

「戦時」とはいつを指すのだろうか。戦争が起こっていない時期を平和とするならば、「平和とは二つの戦争の時期の間に介在する騙し合いの時期」と書かれた1911年の「悪魔の辞典」の定義は正しいのかもしれない。

2021.02.11

その情報はファクトかフェイクか? 後編 デモや暴動の情報から「事実」と「主張」を見分けるには

そもそも流れてくる情報には「事実」と「主張」が一緒に溶け込んでいる。マスメディアであってもウェブメディアであっても、メディアとはその性質上、「ある見方」の下で情報を発信するものだからだ。

2021.01.12

様々なコンテンツ部品をネットワーク上にセンス良く配置した「体系」全体が一つの作品と認識される時代に

インターネットをシンプルに説明すると「ある程度の量のデジタルデータを仮想的な小包(Packet)に包んで、TCP/IPというプロトコル・スタック(通信のための取り決めの集合体)に従って伝送すること」になる。つまるところイ […]

2020.09.03

「パンデミックをつくったのは誰か」

未曾有のパンデミックに対していかに立ち向かうことができるのかに世界は完全に頭を悩ませている。この緊迫した事態は予断を許さず、パンデミックに一丸となって立ち向かう流れに逆らうような態度は許されない。そんな空気が世界中に漂っている。

2020.04.14

150万人がサッと読むニュース・メール

毎朝届くニュース・メール「Skimm」は、国際問題からエンタメ、地域の小さな話題まで、幅広いニュースをカバーしていて、今、世界で何が起こっているのかを知らせてくれるメディア。ローンチから3年で150万読者を獲得し、2014年までに790万ドルの資金調達にも成功している。

2015.07.17