エリートと教養15 政治家が操る空疎な「言葉」 2021.03.10 政権側の言葉遣いもまた、言いようがないほどに貧しいものです。使われる頻度の最も高い表現は、ダントツで「しっかり」と「万全の対策を講じる」、それに「・・・と連携して」という言葉でしょうか。
エリートと教養14 政治を報道する「言葉」の選択 2021.03.05 2020年は、ウィルス禍と学術会議問題とが、メディアを賑わした。学術会議問題というのは、新規の会員登録の際、会議側が示した候補者リストのなかの六名の方について、政権交代したばかりの菅内閣が任命を「見送った」という出来事である。問題にしたいのは、この事件を報じるメディアの言葉遣いである。