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教育と研究

テクノロジーへの熱狂には、サイクルがある

1980年代のバブル真っ只中「好景気は日本の実力を反映している」と言った経済評論家もいた 1980年代の半ば、まだ現在のような経済成長の勢いがまだあまり見えない時期のインドネシア・ジャワの村落で2年ほど人類学的な調査をし […]

2026.02.17

研究の効率を求めた瞬間に見失うものがある。哲学研究者による水俣病の運動史の紐解き方

公害により地域のコミュニティが引き裂かれた水俣 こんな質問を受けることがある。 「水俣でなにをしているんですか?」 水俣地域の研究を始めて8年になる。1956年に水俣病患者が公式確認されて以来、60年以上が経過した。水俣 […]

2026.02.10

ChatGPTは国の序列を強化する? オックスフォード大が「AIの偏見」を分析

オックスフォード大学などの研究チームは先ごろ、対話型AI「ChatGPT」が、特定の国や地域を一貫して高く評価し、逆に別の地域を低く評価する傾向があり、こうした偏りが国際的な格差を強めかねないとする研究結果を発表した。 […]

2026.02.04

システムの自己増殖は止まらない。私たちは巨大な社会実験を目撃している

社会システムは自らを作り出す、というルーマンの考え ドイツの社会学者にルーマン(N.Luhman)という理論社会学者がいる。英米圏やフランス語圏ではそれほど人気があるとはいえないが、日本では彼の書籍の大半は翻訳が出ている […]

2026.02.03

運命の分かれ道――医療の現場では家族がいるかどうかで運命が異なる

家族からも自由になりつつある現代人。ただし弱ってくるとそうとも言っていられない 人類や社会の進歩とは何だろう。それは所与のもの、例えば人種、家柄や階級、家族、性別といった生まれた時点で決められているものから、自由になる過 […]

2026.02.02

生成系AIの論点は「見かけ倒しの真理」にある

「真理がかくも真的ではないのはどうしてなのか、これが問題だ」 フーコー(M.Foucault)はその人生後半、いわゆる「性の歴史」に関する大きな研究計画の初期に、真理という言葉を前面に出した議論をしている。そのプロジェク […]

2026.01.28

互いの専門性をトリガーとして、新しいアイデアに出会うために ―STEAM教育の現場から―

科学技術からもっとインスピレーションを得るための模索 ふだん科学技術のコミュニティに属さない、言わば在野の人間たちが、科学技術に何らかの形でアクセスし、インスピレーションを得ることはできるのだろうか。経済が停滞し、研究界 […]

2026.01.09

精神医療を観る―不祥事の構造―

精神病院で見た「分散認知」の原形。医師が現地の不動産事情に異様に詳しい もう今から20年以上前のことになるが、当時現場の学習課程という問題を研究していた縁で、精神看護系の人々と知り合いになるチャンスがあり、精神看護の現場 […]

2026.01.08

ものづくりの豊かさを多くの人に開いていくために

間口を広げなければ新たなものづくり人は現れない 日本の建築・都市の基層をなす大工等のものづくり人の世界。それが持続不可能なほどに痩せ細っている。みんな気づいている筈なのに、有効な手を打てずにいる。私が考えていることが有効 […]

2026.01.07

認知症をめぐる概念の闘いを理解する――クロノスとカイロス

すでになっている人を苦しめる「予防しましょう」 認知症の領域ではだいぶ前から2つの概念が闘いを繰り広げている。それぞれの陣営は、何も自分の利益のために闘っているわけではなく、それが人々の幸福につながると信じて主張している […]

2026.01.05

「早期英才教育」は本当に必要か? 3万人超の経歴分析が示す新知見

オリンピックメダリストやノーベル賞受賞者、世界的音楽家など、何らかの分野で世界トップクラスの成果を出す人物を育てるためには、「幼少期に才能を見い出し、専門的な訓練によってその才能を最大限に伸ばす」のが近道だと一般的には考 […]

2025.12.24

エビデンスに基づいた政治ができない理由――科学と政治の間

認知科学の研究とアメリカの産業政策には密接な係わりがある だいぶ以前の話になるが、かつて認知科学の研究をしていた時に、その歴史について少しさかのぼって調査したことがある。公的な歴史記述では、認知科学は1960年代にアメリ […]

2025.12.19