違いがわかるとは、分けることである
同一性は感覚の世界ではミュートされる 知るという行為を、知らず識らずのうちに繰り返す毎日。あらためて知ることの周辺を問い直したり、原因をさぐったり、あるいはひねくり回したり、自由に歴史をたどり、世界を巡ることも。そんなこ […]
2025.10.03
貧困が共有地の収奪をもたらす構造を解き明かす 千葉徳爾『はげ山の研究』を読む(後編)
※前編はこちら地域の森林乱伐と歴史的背景を論考した名著 千葉徳爾『はげ山の研究』を読む(前編) 千葉徳爾『はげ山の研究』に記されている江戸時代の事例をもう一つ紹介する。濃尾平野の北東部(東濃地域)には陶磁器生産で知られる […]
2025.09.26
現代の「キャリバン」たちへ
※当記事はModern Times 2022年1月に公開された記事の再掲載です。 未来のための再読ノート 2019年に逝去した作家の橋本治は共著も含めると200を超える著書を残した。だがその多くは現在、絶版あるいは入手困 […]
2025.09.22
地域の森林乱伐と歴史的背景を論考した名著 千葉徳爾『はげ山の研究』を読む(前編)
私たちは、森林が乱伐されると山地の保水力が低下して土砂が大量に流下し、天井川を形成したり河口部にある港湾の水深を損なったりすることを学んでいる。だから防災のためにも森林を保全すべきという認識も持っている。一方で、なぜ森林の乱伐が土砂の大量流下につながるのか、またそもそもなぜ森林の乱伐が起きるのかについて突き詰めて考えることは、なかなかないのではなかろうか。
2025.09.11