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考えるメディア

もう一つの科学リテラシー

科学も歴史学も、学説は変化する 近年、病気治療に関する従来のやり方に対して、大きな変化が見られる場面が少なくない。典型が糖尿病に関するものである。かつてはカロリーの過剰摂取が問題ということで、肉や油のようなカロリー高めの […]

2026.06.02

“喋り言葉”で「書く」ことの意味

8月末に最後のエントリーを公開してから記事の更新が3ヶ月も止まっていた。それには理由がある。今回はまず、その言い訳から書くことにする。 前回述べたとおり、三島由紀夫という作家は、橋本治にとって「近代」を象徴する存在だった […]

2026.06.01

VRが人類から奪うもの、与えるもの

進化し続けているVR ……現実のまぎれもない実在を 見事に映しとっている模型の風景があり、それは鏡のように、 海や陸地も表現し、大地の有りのままの姿や、 大地が示さなければならない姿までも表現しているのだ。   これはあ […]

2026.05.29

エセ治療を廃止するために必要な「不在データ」

北里柴三郎と森鴎外の対立は、データ対テキストの闘いだった 日本近代医学の礎を築いてきた北里柴三郎はコッホのもとで病原菌の研究をしていたが、同時期にベルリン留学中の軍医森林太郎(後の鷗外)との間で学術論争を繰り返していた。 […]

2026.05.27

社会科学は、変化する社会とどう向き合うのか

地図は一度作って終わるわけではない 車で出かける際、カーナビはもはや欠かせない装置であるが、それを過信して痛い目にあったドライバーは私だけではないだろう。ここを右、という指示に従ったら道がなかったとか、ナビが示す道がやた […]

2026.05.26

生者と死者の交わり、仏教とキリスト教――生と死の間で(5)

彼の世と此の世とを繋いで 人並より少し長く生きてきた人間(令和八年の日本人男性の平均寿命は八十一歳強となっている、ちなみに女性は八十七歳強で、この数字は世界一とされています)が、その生涯のなかで死と遭遇した事例を、いくつ […]

2026.05.25

データ・サイエンティストらに要求される「パラ技能」

業務の境目をめぐる境界確定作業 つい先日まで、メディアでは21世紀の花形職業の一つとしてデータ・サイエンスの名が喧伝されていた。しかし最近、関係する記事を読むと、むしろその将来に暗雲が立ち込めているという不穏な予測がちら […]

2026.05.22

AIがもたらす「感覚」の変化。新技術は生まれるたびに人の知覚を変えてきた

写真や映画などの複製技術は、知覚の変化をもたらす 広大な歴史の時間の内部で、人間集団の相対的な存在様式が変化するのにともなって、人間の知覚のあり方も変化してゆく。人間の知覚がどのように組織化されるか—すなわち、人間の知覚 […]

2026.05.19

分断と量産の時代を超えて、ものづくりは新たな局面を迎えようとしている

めったにいない「安藤忠雄さんや隈研吾さんのような建築家」 建築界と縁のない方にはわからなくて当然だと思うが、ちょっとお聞きしてみたい。大学の建築学科を卒業した人はどんな仕事に就くでしょうかと。 先ず「安藤忠雄さんや隈研吾 […]

2026.05.18

巨大プロジェクトを遂行するとき、コミュニティには矛盾が生じる

同じ「コミュニティ」においても用語の意味や関心領域にはズレがある かつてSTSの国際会議で、がんの研究体制が近年組織化される過程を分析した発表を聞いたことがある。発表者は社会学者だが、医学者自身の分析の様子について「こん […]

2026.05.15

人とモノとの接し方を大きく変えた「セロハン」という素材

身体がドレスの一部となる「セロハン・ドレス」 「Torso in Cellophane Dress(セロハン・ドレスを着た胴体)」という写真をご存じだろうか。これは、シュルレアリストの写真家として知られるマン・レイが、1 […]

2026.05.12

魂の行方、神の記帳にその名を留めて--生と死の間で(4)

三つの死、涙に暮れることなく 九十年近く生きていると、色々な死に出会ってきました。これまでにも書いてきたことと重なるところもありますが、その中の幾つかを振り返ってみることにします。 生まれて初めて出会った死は、第二項で触 […]

2026.05.11